2006年9月16日(土) <第1624号> 「漢字の読み書きをしましょう」 − 国語の読解という視点から漢字力を養う − 従業員が思わず、"あっ、そうか!"とうなずく社長の一言があります。 "泣いて馬謖を斬る" 規律を守るために、私情にとらわれず厳正な処分を下すこと。 三国時代、蜀の軍師、諸葛孔明は、自らの命令を無視して大敗を招いた部下の馬謖を処分せねばならなかったのです。孔明は馬謖を可愛がっていたのですが、軍の統率を守るため、泣きながら馬謖を斬りました。 人情のない職場では働きたくないものです。だが、気に入っているからといって部下のミスを許すのは、単なるえこひいきになってしまいます。 また、社員の間に、上司への甘えや不公平感を招き、「頑張ってもムダ」だとやる気を損ねてしまいます。挙げ句の果てには、足の引っ張り合いになりかねないのです。 仕事は仕事、人間関係は人間関係。けじめが必要だということです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【重要漢字】 - ……………………………………………………………………………………… <芸術> 26.耽美派の谷崎潤一郎は美とカンノウの世界を描いた。 27.目も綾なシキサイの乱舞が絵の中で繰り広げられている。 28.奇想天外なシュコウを凝らした江戸川乱歩の探偵小説。 29.この寺の庭園は周りの風景と見事にチョウワしている。 30.奇術師は唐草モヨウの風呂敷の中から鳩を取り出した。 <バックナンバー> 【01】不世出の強打者でもスランプにオチイることがある。 【02】増税反対をウッタえた政党が総選挙で大躍進した。 【03】今や二人の愛の成就をサマタげるものなど何もない。 【04】春風にサソわれて一家でピクニックに出かけた。 【05】叔父は貿易業をイトナむかたわら執筆活動をしている。 【06】大学受験にソナえて評判の高い問題集を購入した。 【07】名刑事の鋭い推理が事件のカクシンに迫る。 【08】才能ある新人の活躍が人々のカンシンを集めた。 【09】賃金引き上げのための会社とコウショウする。 【10】新製品はジュヨウが多くて生産が間に合わない。 【11】インフレは経済の成長をソガイする要因だ。 【12】不況のため企業の業績が赤字にテンカした。 【13】どんな天才的な画家でも最初はモホウから始める。 【14】パリのノートルダム寺院はゴシック建築のテンケイだ。 【15】ピアノ独奏曲をカンキョウの赴くまま一気に書き上げた。 【16】彼は西欧美術、ことに絵画史についてゾウケイが深い。 【17】芥川は『今昔物語集』をソザイにして多くの短編を書いた。
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