2006年5月31日(水) <第1516号>
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- キャリア・コンサルタント問題集 -
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どうしても"問題集が見当たらない!"
キャリア・コンサルティングに関心があり、ブックセンターで読みやすい自習書を探しているときに感じました。教科書となる書籍はたくさん本棚にありましたが、問題集は資格取得コーナーにも置いていないのです。
だったら、自分で楽しみながら問題を作ってみよう、と思いました。
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- 【問30】キャリア・コンサルティング -
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− 視野・視座・視点を変える −
いま営業部長のA氏は現在転職しようかどうか迷っています。
「今の会社では営業出身の取締役がいなくてキャリアアップできそうにない」
というのがその転職の理由です。
まずはこの事例の「問題」を推測します。
次に問題がどこにあるのかを考えます。
・現在営業職出身の取締役がいないだけで、将来もありえないと思いこんでいることが問題
・取締役になれなければキャリアアップできないと思っていることが問題
・将来、取締役になれるような努力をしていないことが問題
・営業職出身の取締役の存在が会社にとって、
いかに利益となるかを認識させる努力をAさんがしていないことが問題
・会社の経営戦略の問題
・経営者の人材育成に対する考え方の問題
・Aさんの転職の明確なビジョンがないことが問題等
さまざまな[ ]から考えることが重要です。クライアントが出してきた問題をそのこと一つに決めつけずに、いろいろな隠された問題まで含めて考えていく必要があります。
その人の立場や環境、性格によっては、それぞれの問題の捉え方は違ってきますが、キャリア・コンサルタントはできるだけ客観的に、どこに問題があるのかを気づかせるためのお手伝いをします。
普段から、キャリア・コンサルタントはいろいろな事例を想定し、その問題の所在を考えるトレーニングを積んでいます。
そこで上の[ ]内に具体的な言葉を入れてください。
(キャリア・コンサルタント 小江戸)
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