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2006年1月30日(月) <第1395号>

       2006年新春特集「コミュニケーション・リーダー養成講座」

                − あなたも12週間でリーダーになれる! −

「ソクラテス式問答法」

相手から"イエス"という答えを引き出すことを主眼としていました。

まずは相手が"イエス"といわざるを得ない質問をしました。
次の質問でもまた"イエス"といわせ、次から次へと"イエス"を重ねていわせました。

相手が気づいた時には、最初に否定していた問題に対して、いつの間にか、
"イエス"と答えました。

人と話をするとき、互いに意見の異なる問題を初めに取り上げませんでした。
互いの意見が一致している問題から始め、それを絶えず強調しながら話を進めました。
(互いに同一の目的に向かって努力しているのだということを、相手に理解させるようにし、
違いはただその方法だけだと強調しました)

最初は、相手に"イエス"といわせるような問題ばかりを取り上げ、
できるだけ"ノー"といわせないようにしました。
(わたしたちのためではなく、相手のための質問だとわかると、相手の態度は一変しました)

議論をすれば損をしました。

相手の立場で物事を考えることは、議論をするよりもかえって興味があり、
しかも、比較にならぬほどの利益がありました。

     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 - 【21】受け入れがたいことを受け入れよう -
     ………………………………………………………………………………………
− 一日一言『ありがとう』と言いましょう −

「イエス」といってみましょう。

世の中に出て、ずっと時間がたってから、出合った人たちの助言の「ありがたさ」
がわかりました。

世の中に出れば、「受け入れがたいこと」は沢山ありました。
とうてい無理としか思えないことを平気で押しつけてくる人もいました。
自分の都合ばかりをいう人もいました。

自分の不運や病気は「受け入れがたいこと」のひとつでした。
しかし、受け入れてみれば、そこには新たに「見えてくるもの」もありました。
何もかも受け入れてみれば、これまで腹が立って仕方のなかったものにまで、
感謝の念がわいてくるから不思議でした。

「受け入れる」とは、「ありがとう」でもありました。
まずは何ごとにも「イエス」といってみましょう。

いったん受け入れてみたが、どうしても自分にとって「ありがたくないこと」
なのであれば、「申し訳ありませんが」と詫びを入れました。

<バックナンバー>
【00】「今日一日は人を幸せにしよう」
【01】「心の機敏を知ろう」
【02】「言い争いを避けよう」
【03】「自分の弱さに気づこう」
【04】「何であっても『ありがとう』と言おう」
【05】「知らない話だから耳を傾けよう」
【06】「心を動かそう」
【07】「『ありがとう』の言葉で人を元気にしょう」
【08】「『ありがとう』を心のバロメーターにしよう」
【09】「人に声をかけよう」
【10】「自分と人とを比べないようにしよう」
【11】「一瞬の笑顔で元気にしょう」
【12】「死ぬほど苦しい思いをしよう」
【13】「自分を好きになろう」
【14】「勝ちを相手に譲ろう」
【15】「やわらかく生きよう」
【16】「今に生きよう」
【17】「憎しみにとらわれないようにしよう」
【18】「自分に負けてみよう」
【19】「豆腐のごとく生きよう」
【20】「自分を守る手段を身につけよう」

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