2005年10月18日(火) <第1291号> 「手紙を書こうよ」(第32回) − 文書によるコミュニケーションは人格を高める − ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【32】開所式に欠席する - ……………………………………………………………………………………… 漠然とした理由で断れるのは地位の高い人だけです。 まずは具体的に招待の内容を記入して招待への礼を伝えます。 次に欠席の旨を伝え理解を求めます。 最後は再び礼と、「今後ともよろしく」で結びます。 <本文> 彩の国センター開所式へのお招きをいただきお礼申し上げます。 残念ながら、4月はすでに予定が入っており、この喜ばしい場に出席することができません。 どうしても変更できない要件のため、東京を離れるわけにはいかないのです。 どうか事情をご理解ください。 本当にお招きありがとうございました。今後ともお引き立てのほどお願いします。 <私見・所見> 地位の高い人が出す欠席通知。 招待を断るときに、あいまいな理由で断るのは一般的に誠意のなさと受け取られるので、 具体的にどうして行けないのか示して理解を求めるのが本筋。 しかし、地位が高い人の場合は、重みのあるあいまいな理由で断っても失礼にはあたりません。 <バックナンバー> 【01】「出張先でお世話になったことに対する礼」 【02】「ビジネス提携に向けた最初の会議のあと、もう一押しする」 【03】「本社から代理店に専門家の派遣を伝える」 【04】「転任の挨拶」 【05】「友人を紹介する」 【06】「就職活動のための一般的な推薦状」 【07】「提案中の企画に関連のある新聞記事を送る」 【08】「乗り気なので話を進めたい」 【09】「製品について詳しい情報を求める」 【10】「見積り依頼に対し一部のみ見積ることを伝える」 【11】「期日を示して急ぎの注文をする」 【12】「代金先払いで注文を受ける」 【13】「値上げ要求を受け入れる」 【14】「契約条件の変更要求を相手方本社に念押しする」 【15】「支払い延期を願う」 【16】「支払いの督促(1)」 【17】「重複した督促に対し、支払い済みであることを伝える」 【18】「品物の不足を知らせる」 【19】「返品および代金払戻し要求を退ける」 【20】「未払いを詫び直ちに送金したことを伝える」 【21】「紹介者への報告 取引関係が不成立だったことを知らせる」 【22】「紹介者への中間報告(1) 被紹介者から連絡を受けて」 【23】「依頼に応えて資料を送る(1) 簡潔に」 【24】「不足料金の送金を知らせる 本の代金として」 【25】「論文応募要綱の送付を依頼する」 【26】「協力を断る 方針により」 【27】「新聞広告への応募者を断る」 【28】「会社合併の挨拶」 【29】「自宅のパーティーへの招待状」 【30】「会議の案内状(1)」 【31】「開所式に出席する」
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