2005年9月19日(月) <第1262号> 「手紙を書こうよ」(第21回) − 文書によるコミュニケーションは人格を高める − ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【21】紹介者への報告 取引関係が不成立だったことを知らせる - ……………………………………………………………………………………… 被紹介者への手紙のコピー同封で細かい説明の労を省きます。 まずは自分が手紙を書いている背景を説明します。 次に紹介に対して感謝の気持ちを述べ、結果を同封物によって知らせます。 最後に感謝を込めた結びで締めます。 <本文> 弊社副会長木村宛ての3月21日付貴状が、しかるべき処置を取るべく私どもの課に回されてきました。 貴社の大切なお得意様である中島茂氏をご紹介下さった御好意にまず感謝いたします。中島茂氏は日本にて弊社製品を扱いたいとの希望をお持ちとのことでした。 同封いたしましたのは私どもが中島茂氏に送った手紙の写しです。手紙の内容は一目瞭然ですので、経過を御理解いただけるはずです。 御紹介下さいましてありがとうございました。 <私見・所見> 紹介された人との取引きの可能性を検討した結果、却下ということになり、紹介者にその旨伝える手紙。 経過や結果の報告は、紹介者の関わり具合によってはごく大筋のみに止めています。この手紙では直接述べず、被紹介者への断りの手紙の写しに報告させています。但し、感謝の気持ちは忘れずに。 <バックナンバー> 【01】「出張先でお世話になったことに対する礼」 【02】「ビジネス提携に向けた最初の会議のあと、もう一押しする」 【03】「本社から代理店に専門家の派遣を伝える」 【04】「転任の挨拶」 【05】「友人を紹介する」 【06】「就職活動のための一般的な推薦状」 【07】「提案中の企画に関連のある新聞記事を送る」 【08】「乗り気なので話を進めたい」 【09】「製品について詳しい情報を求める」 【10】「見積り依頼に対し一部のみ見積ることを伝える」 【11】「期日を示して急ぎの注文をする」 【12】「代金先払いで注文を受ける」 【13】「値上げ要求を受け入れる」 【14】「契約条件の変更要求を相手方本社に念押しする」 【15】「支払い延期を願う」 【16】「支払いの督促(1)」 【17】「重複した督促に対し、支払い済みであることを伝える」 【18】「品物の不足を知らせる」 【19】「返品および代金払戻し要求を退ける」 【20】「未払いを詫び直ちに送金したことを伝える」
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