2005年9月18日(日) <第1261号>
どうしても"問題集が見当たらない!"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 【問19】ストレッサー -
………………………………………………………………………………………
(6-69-71)
− あなたは聞く能力(態度・姿勢)とはどんなことですか −
労働者の健康管理を行うのに必要な高度の医学的知識を持つ医師を産業医といいます。これまで産業医の健康管理は主に労働者の身体面でしたが、最近では疲労やストレス等の対策として、うつ病などの心の病を早期発見し、治療の紹介から職場復帰の支援を行う「メンタルヘルスケア」についても、産業医に中心的な役割が求められるようになってきています。
産業医の仕事としては、上記のような内容が中心でしたが、近年では能力主義が浸透し、ストレスの高まりや過重労働による過労で心の健康を損なう人が増えているため、産業医の重要な職務の1つとして、うつ病など社員の心の病を予防・早期治療する「メンタルヘルスケア」が注目されています。
企業や産業医がメンタルヘルスの取組みを本格化させる転機となったのは、2000年の電通社員の過労自殺訴訟です。この一件で最高裁が、"過度の心理的負担などで健康を損なわないよう使用者が「注意する義務がある」"と判断したことがきっかけとなったのです。
この司法判断で、危険な作業をする社員の安全管理や身体面だけでなく、社員の疲労やストレス対策も会社の労務管理の対象に含まれることが明確になりました。
なお同じような状況でもストレスの感じ方は人によって違います。つまり、同じストレッサーでも、その出来事を「大変だ」と思う人と「そんなに大したことではない」と思う人がいます。
そのストレッサー「受けとり方」と「対処」に関して知り得ることをお書きください(200字〜300字)。
(キャリア・コンサルタント 小江戸)
<バックナンバー>
【01】「多様化」
【02】「必要とされる能力」
【03】「アメリカの人材教育」
【04】「キャリアとは」
【05】「インターンシップ制度」
【06】「エンプロイアビリティ」
【07】「学歴偏重」
【08】「女性を積極的に登用する会社」
【09】「オランダモデル」
【10】「3つの視点」
【11】「高齢化に対応した労働管理施策」
【12】「解雇の具体例」
【13】「機能別組織」
【14】「人的資本論」
【15】「アセスメント・ツール」
【16】「マズローの欲求5段階説」
【17】「自己研鑽」
【18】「来談者中心療法」
【19】「インテーク面接」
|
← Prev News Index Next→
|