2005年6月26日（日） <第1177号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「いまも日本人は」(第15回)

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┃【15】いまもエトセトラ■■■■■■■■■■
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○いまも挫折をしている

何にしても、日本人は働き者です。
アクティブで、そして生きがいをしゅっちゅう見つけたがります。

大きな行動をした日本人の多くは、挫折の人でもあります。

○いまも懸命に働いている

経営者(あなた)はどうしたら人材の育成に金と時間をかけられますか。

成果主義を導入しようとするあなたは、今のままではいけないと口にします。
何がどういけないのですか、年功序列制では従業員は幸せになれないのですか。

成果主義によって日本人が懸命に働くことはないのです。
日本人が懸命に働くのは仕事自体にやりがいがあるからです。

経営者がどうしても人件費を抑制したいのであれば、
いかに金銭的報酬を使わず従業員のモチベーションを高められるか
経営者は知恵を絞ってください。

そうでなければ、ただ成果を上げれば金をたくさん払うから、
嫌な仕事でも文句を言わずに働けでは従業員は懸命には働かないのです。

○いまも「惻隠の情」がある

あなたは道端で死にかけている人を見れば、「どうしました」と介抱しますよね。

日本人は自分の急ぐことは後回しにして(横において)、先ずは他人を気遣います。

それが「惻隠の情」です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(エッセイスト　大前乃英雄)

＜バックナンバー＞
【01】「いまもやさしさがある」
【02】「いまも良心を持っている」
【03】「いまも家族全員が集まる」
【04】「いまも家族の絆がある」　
【05】「いまも報われている」　
【06】「いまも夢を持っている」
【07】「いまも日本株式会社がある」
【08】「いまも頑張っている」
【09】「いまも知恵がある」
【10】「いまもアウンが活きている」
【11】「いまもチームワークが似合っている」
【12】「いまも和(信頼)の精神が宿っている」
【13】「いまも繊細な美意識と器用な技がある」
【14】「いまもいつも一緒」

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