2005年6月25日（土） <第1176号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「いまも日本人は」(第14回)

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┃【14】いまもいつも一緒■■■■■■■■■■
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日本人は小さいときから心が一緒になるのです。

クラスに登校拒否の生徒がいました。
息子は毎日、その子の家に通い、「合唱コンクールに出て、一緒に卒業しよう」と話しました。

卒業当日、ピアノ伴奏なしで歌った「みんなで歌おう　心を一つにして」といった歌詞に、
会場は静まりかえりました。

先生が「授業が成り立たない」と言っていたクラスが、全員大きな声で歌っていました。
初めて登校したあの生徒も歌っていました。

私は感動して涙があふれました。先生方や周りのお母さん方も涙ぐんでいました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(エッセイスト　大前乃英雄)

＜バックナンバー＞
【01】「いまもやさしさがある」
【02】「いまも良心を持っている」
【03】「いまも家族全員が集まる」
【04】「いまも家族の絆がある」　
【05】「いまも報われている」　
【06】「いまも夢を持っている」
【07】「いまも日本株式会社がある」
【08】「いまも頑張っている」
【09】「いまも知恵がある」
【10】「いまもアウンが活きている」
【11】「いまもチームワークが似合っている」
【12】「いまも和(信頼)の精神が宿っている」
【13】「いまも繊細な美意識と器用な技がある」

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