2005年4月21日(木) <第1111号>
「沈黙は金なり」(『聴く』)(第3回)
− 相手の話をじっくり聴くとコミュニケーションが円滑になる −
【03】「話し上手は聞き上手」
話し上手な人は聞き上手です。聞くのが好きだということではなく、話し上手は人の気持ちに通じているタイプが多く、相手の立場を思いやることができます。
あなたはどんなときに人の話が聞きたくなりますか。好きな人の話なら聞きたいですか。
聞き上手になるということは、相手の気持ちを負担に感じず、こちらから話したくならないような訓練が必要です。聞き上手になれば、あなたの人間関係は素晴らしいものになっていきます。
あなたが聞き上手としてふるまいかったら、あなたの方から話させないことです。相手の前で、ゆったりと構えます。すると、不思議なことに必ずといっていいほど、相手から話を切り出します。
あなたは素直に相手の話を聞くことだけです。相手主導の会話パターンは、まずは相づち以上はしゃべらないことです。意見を聞かれたときは、自分の意見を手短に文章にすれば一行以内で答えられます。答えがすぐに見つからないときは、「そうですね」と言って考えます。
たぶん30秒もしないうちに、相手は自分の考えを述べたり、あなたにこのように言ってほしいという答えを、自ら提示してくれます。
人は自分の話に耳を傾けてくれる人の言うことをよく聞きます。まったく聞いてくれないような人の話なんて、誰も聞きたくないのです。
「人とともに働き、人の話を聞こう。そして対立することは恐れないことだ」
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