2005年4月20日(水) <第1110号>
「沈黙は金なり」(『聴く』)(第2回)
− 相手の話をじっくり聴くとコミュニケーションが円滑になる −
【02】「素直に聞く」
うまく相手に話すにはセンス(感受性)が必要です。
うまく相手の話を傾聴するにはセンスは不要です。
必要なのは聞こうとする姿勢であり、そこには「聴魂」があります。
人間関係は相互理解から成り立っています。
私たちは真実の人間関係、嘘のない人間関係、信頼のできる人間関係をもちたいと
つねづね思っています。そのためには、相手の話を聞くことが必要になります。
「聞く」ということは、ただ漠然と耳に入ることではありません。
聞くことは理解することなのです。
音や言葉を聞くことは簡単ですが、相手を理解することはむずかしいことです。
また、しゃべることは、案外楽にできるのですが、聞くことは苦行になることがあります。
しかし、相手理解は聞くことからしか生まれないのです。
聞き上手は話さないのです。聞き手が話し出してしまったら、相手は話ができません。
あなたはまだしゃべりますか。
まずは相手の話を「素直に聞く」ことです。
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