2005年3月27日(日) <第1086号> <バックナンバー> ○ 目からウロコ 【01】"どうしようもないお役人" 【02】"顔に不自由している人" 【03】"相手の立場から物事が見える人" 【04】"私心が無い人 " 【05】"賢い人(1)" 【06】"賢い人(2)" 【07】"賢い子(1)" 【08】"フリップフロップする人" 【09】"賢い人(3)" 【10】"賢い子(2)" 【11】"賢い子(3)" 【12】"賢い子(3)" 【13】"陽気な人(1)" 【14】"賢い親(1)" 【15】"賢い親(2)" 【16】"当たり前にする人" 【17】"地道な努力家" 【18】"笑顔で接する人" 【19】"相手に好かれる人" 【20】"成果主義は×" 【21】"自己を○○している人" 【22】"別れない夫婦" 【23】"成功している人" 【24】"影響を及ぼしている人" 【25】"コミュニケーションがとれている人" 【26】"リーダーシップがとれている人" 【27】"子どもの遊び場をどう確保するか" 【28】"共感性をもっている人" 「あっ、そうか!」(第29回) − 目からウロコが落ちる、人間模様(人のタイプや人間の関係)を知る − あなたの身の回りにこんなお医者さんはいませんか。 ┏━━━━━━━━━━┓ ┃【29】認知できる医師 ■■■■■■■■■■ ┗━━━━━━━━━━┛ 自分の患者の感情をしっかり認知できる医師は患者の治療に成功しています。 医療分野は共感性から生まれる利益を最近になってやっと気づいた分野です。自分の患者の感情をしっかり認知できる医師のほうが、感受性に欠ける医師より患者の治療に成功を収める率が高いのです。 ところで、医師たちは患者の言い分にはほとんど耳を傾けていないのです。患者は平均すると4つの質問をもって医師のところへやってきます。しかし、実際の診療時には、このうちの一問か二問しか尋ねることができずに終わっています。また患者がしゃべりはじめたあと、医師による最初の割り込みが数十秒後に行われています。 一度も誤診を理由に訴えられたことのない医師は、十分に時間をかけて治療の効果について患者に説明し、冗談を言ってたびたび自らも笑顔を示し、患者の意見を求めて理解度をチェックし、患者からの発言を促しています。 さて、医師として共感性を示すためにどれくらいの時間が必要なのでしょうか。 あっ、えっ? たった3分間で十分なんだ! (エッセイスト 大前乃英雄)
← Prev News Index Next→
Copyright 2001-2002 OptWorks Inc. All rights reserved. Contact Us