2005年2月11日(金) <第1042号>
<バックナンバー>
○ 目からウロコ
【01】"どうしようもないお役人"
【02】"顔に不自由している人"
【03】"相手の立場から物事が見える人"
【04】"私心が無い人 "
【05】"賢い人(1)"
「あっ、そうか!」(第6回)
− 目からウロコが落ちる、人間模様(人のタイプや人間の関係)を知る −
あなたの身の回りにこんな人はいませんか。
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┃【06】賢い人(2) ■■■■■■■■■■
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「智恵」と「知識」は違うのではないか。
「智恵」は応用された「知識」です。子どもには知識を与えようとせずに、智恵を授けようとすればいいと思います。
先ずは何かを「しようと」するのはやめましょう。さっさとすればいいのです。
次に智恵が大事だからといって、知識を無視してはいけないし、知識を大事にして、智恵をおろそかにしてもいけないのです。
一定量の知識は必要ですが、少なければ少ないほどいいのです。子どもたちにとって、知識は失われていきますが、智恵は決して忘れません。
人間はどんな状況で生まれてこようと、それをどういうふうに克服し、生かしていくかが大切です。
人間は与えられた能力が問題なのではなく、与えられた能力をどうやって開花させていくか、親や周囲の人間がそれをどう手伝えるか。そこが重要なことです。
賢さというのは本のなか、知識のなかにはないのです。むしろ日常的な生活のなかにあります。
あっ、そうか、賢い人にはかならず"おばあちゃんの知恵"があるんだ!
その知恵というものは、人に教わっても身につくものではありません。
一度自分で体験してみないと、その意味や効果がわからないことも多いのです。
(エッセイスト 大前乃英雄)
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