2005年1月8日(土) <第1008号>
■労働・経営■
<バックナンバー>
○ 井上 充さん
【61】タクシー運転手と請負
【62】タクシー運転手という仕事
【63】雇用情勢
【64】高齢者雇用の取組み
【65】NEET(ニート)
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- 【66】技能系社員登用制度 -
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タイヤメーカー大手のある工場では、1998年からアルバイトを正社員に登用する制度を設けています。
これは、技能系契約社員の増加に柔軟に対応するためです。
この制度は、アルバイト、準社員、技能嘱託のステップを踏んで正社員に登用される仕組みとなっています。
まず、アルバイトで勤続3月以上の者が、準社員になることができ、勤続1年以上(準社員として9月以上)の成績優秀者から、技能嘱託が選ばれます。さらに勤続1年6月以上(技能嘱託として6月以上)の成績優秀者から、正社員に登用されます。
この制度で、昨年22人が正社員に登用されました。今年は30人前後が正社員に登用される見通しです。
この制度は、雇用ポートフォリオの最適化のために、有効な試みだと思います。
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