2004年8月14日(土) <第983号>
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うまくいかない人間関係を知るための6つの手がかり
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私たちは、人間関係がすべてうまくいくとは限らないことは認識しています。
私たちの関心は、
うまくいかない関係を見極め、そうした関係への対処法を示せる能力の重要性です。
○ 本能的に避ける
セールスマネジャーは、
セールス担当者と目を合わせなくなると「終わり」が近いことを知ります。
○ 気分がよくなる
他人のしくじりや失敗、どうでもよいような欠点をあげつらいます。
だれかの失敗がわかったときには気分がよくなります。
○ できないことばかりを問題にする
自分か相手のどちらか一方が、
お互いのことを非難することが多くなってくると、その関係が怪しくなってきています。
たとえば、次のような会話が聞こえてきます。
「あの人の会議では何も結論が出ませんね。」
「部下のことを自分の奴隷だと思っていますよ。」
○ 大げさな態度をとる
ささいなミスに過剰に反応します。
「どうしてここで私に10分間も待たせるのか。」
「報告書の締め切りは今日の夕方5時ですからね。6時ではありませんよ。」
さらに続きます。
「何をさせてもろくなことはない。まったく頼りにならないのだから」
○ 認知しようとしない
気に入らない人に称賛の言葉を贈らない。
その人の仕事が優れていると認めない。
相手を褒めようとすると声が出ない。
その人よりも自分の方が上だという幻想を抱く。
○ つき合いで大切な時間を過ごす
夕食をとりながらの会話が弾まなくなると、何とかしようと一生懸命になります。
相手と一諸に過ごしていると、だんだん気まずくなる、だんだん考えが否定的になります。
その食事が終わると・・・
救われたような気分(新鮮な空気を思いきり吸いたいという気分)になります。
では、うまくいかない人間関係をどうするのか。
うまくいかない人間関係を終わらせるのか、それとも何とかするのか。
どんな人間関係でも、それがうまくいっていないような兆候を見せた場合、
それに対する大人の対処法は、その問題の存在を認めたうえで、
その人間関係を何とかうまく維持するのか、それとも、終わりにするのか、どちらかです。
○ 関係を終わらせる
● 従業員を解雇する
● 仕事を辞める
● 離婚する
● 契約を破棄する
といった人間関係を終わらせることが最善の一手という場合がよくあります。
○ 何とかやりくりする
● 社内の別のオフィスに異動させる
● その人とのコミュニケーションの方法を変えてみる
● 仕事の役割分担を変えてみる
といった、落ちついた状況になれば、
こうした人間関係は再構築され、お互いに傷つけ合わない場合がよくあります。
良好な人間関係は、どんなレベルにおいても自分の強みを成長させてくれます。
ときとして、
人間関係が破綻する理由の一つは、当初からそれぞれが互いに間違った期待を抱くことです。
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