2004年8月13日(金) <第982号>
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【最適設計】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
<復活!乱視点>
【57】最適設計
− 子どもを乗せても運転しやすい設計 −
● 子どもを乗せる際にハンドルを固定して転倒を防ぐ機構
(キャリアの長さを2cm延長。車体に設置する金具の直径を10.0mmに太くした)
※「エアハブ」
<バックナンバー>
【01】すべてを知り、すべてを許す
【02】他人の長所を伸ばすには、ほめる、励ます
【03】自分のことを考えるのをやめ、他人の長所を考えてみる
【04】人の立場に身を置くことで相手に強い欲求を起こさせる
【05】信頼のことばを繰り返す
【06】"しかし"を"そして"に変える
【07】自分のあやまちを話す
【08】相手の顔をつぶさない
【09】批評の代わりに賞讃を用いる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【10】腹を割って話し合う
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<人を変える>
○ 期待をかける(原則7)
最近まで立派な仕事をしていた従業員の仕事ぶりが粗雑になってきた場合、
どうすればよいのでしょうか。
そこで従業員をどなりつけたり、おどしたりする代わりに、自分の事務所に呼んで、
腹を割って話し合いました。
「A君、君は優秀な××だ。経験も豊富だ。
君の立派な仕事ぶりを大勢のお客さんがほめている。
だが、最近、どうも仕事の能率が落ち、出来映えも今までにくらべてもうひとつのようだ。
これまで君は人並みはずれた腕の持主だった。
それだけに、近頃の君の仕事ぶりが私には不満だ。
だから、こうやって君と直接に話し合い、解決策を二人で考えたいのだ。」
A君は、自分の仕事ぶりが低下していることに気づいていなかったらしいのです。
それで今の仕事は、自分の能力の及ばないものでは決してないので、これからも
もっと努力すると約束しました。
この約束をA君は守りました。
彼は再び以前と変わらず速くて、しかも入念な仕事をする××になりました。
どこかいいところを見つけて、それに敬意を表してやると大抵の者はこちらの思いどおりに
ついてきます。
要するに相手をある点について矯正したいと思えば、その点について彼は既に人よりも
長じているといってやることです。
相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点を備えていることにして、公然とそのように
扱ってやります。
良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないように努めるのです。
○ 激励して能力に自信を持たせる(原則8)
長所をほめて、欠点のことはあまりいいません。
そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのです。
そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命に頑張ります。
○ 喜んで協力させる(原則9)
「××の上手な断り方(たとえば講演の断り方)」
忙しいとか何だとか、こちらの都合をいうのではなく、まず依頼されたことに対して、
心から感謝の意を表し、残念ですがどうしても都合がつかないと告げ、その代わりに
別な講演者を推薦します。
つまり相手に失望を感じる余裕を与えず、他の講演者のことを考えさせるのです。
人を変える必要が生じたとき、次のような自問自答をします。
● あなたは誠実に対応していますか。
守れない約束はしません。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えます。
● あなたは相手に期待する協力は何ですか。
明確に把握してください。
● あなたは相手の身になっていますか。
相手の真の望みは何ですか。
● あなたに協力すれば相手にどんな利益がありますか。
● あなたは望み通りの利益を相手に与えていますか。
● あなたは人にものを頼むとき、
その頼みが相手の利益にもなると気づくように話していますか。
●「問い合せをする・質問がある」方はこちらから●
|
← Prev News Index Next→
|