2004年5月5日(水) <第882号>
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【最適設計】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
<心と脳>
【03】鏡のテスト
鏡のテストは、外からのぞき込みのが難しい自己意識の問題に客観的な立場から迫る
有力な方法です。
(他人がはたして本当に自己意識を持っているかどうかを確実に検証する)
自己意識とは、目に見えない「自分」が確かに「ここにいるな」と感じる意識です。
鏡のテストは、そのような見に見えない「自分」を鏡に映すことで外に取り出す方法なのです。
鏡のテストにおいて検証されるべき「自分が自分である」と感じる自己認識の能力は、
他人の心の状態を読みとる脳の機能と深く関係しています。
他人の心を読みとれるからこそ、鏡に映った自分の顔が自分であるという意識が生じます。
<バックナンバー>
【01】誤った思い込み(その1)
【02】誤った思い込み(その2)
【03】誤った思い込み(その3)
【04】誤った思い込み(その4)
【05】強みの研究(コーチの場合)
【06】強みの研究(看護婦の場合)
【07】強みの研究(立派な教師の場合)
【08】強みの研究(ランナーの場合)
【09】強みの成果
【10】対人関係スキル
【11】こころの知能指数(EQ)
【12】職務による感情のコンピテンシー
【13】強みとは何か
【14】強みと優位性(を区別する)
【15】自らの道を突き進む
【16】自分の強みに気づく
【17】強みに「どっぷりと」つかる
【18】強みの理論
【19】弱点を見つける
【20】弱点を見つける(その2)
【21】人とのつながりが強みを育てる
■ウサギが得意なのは走ること■
┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏
○ 心からの笑いとつくり笑い
● 心からの笑い
顔だけではなく、体全体が弾むような感じです。
● つくり笑い
表情で笑っているように見えるのに、目が笑っていません。
たとえば、
・愛想笑い
・お追従笑い
・お世辞笑い
○ 気分を変える
気分が少し変わるだけで、考え方も変化します。計画を立てたり決断を下したりするとき、
明るい気分の人は知覚が拡張的・積極的な方向へ働きます。
明るい気分でいるときは判断力を積極的な方向に傾むかせる記憶がよみがえり、
その結果、私たちは少しだけ冒険してみる気になれます。
┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 【22】人間関係と企業業績 -
………………………………………………………………………………………
人間関係と企業業績とは関連性があります。人間関係はパンにとってのイースト菌の
ようなもので、個人の強みの成長過程における極めて重要な成長促進剤です。
強みがどのようなにして他の人に反応しながら最もよく成長するのか、
人間関係が強力になればなるほど、自分自身の強みと部下の強みの両方とも、
その成長する速度は早まります。
<組織の成長に関する分析>
○ 「職場に親友がいる」と応えた
従業員の割合が最も高かった企業が、最高の利益を上げていた。
○ 「マネジャーが自分のことを気にかけてくれている」と思っている
従業員がいるところほど、サービスがよいと答える顧客の割合が高かった。
● 担当者に共通していた一番の退職理由は、
「直属のマネジャーが自分のことを気にかけてくれなかった」というものだった。
<人生の取締役会>
(詳しくは「自己啓発セミナー」の演習でご説明します。)
○ 目標はうまくいっている人間関係をより発展させていくことです。
○ 自分を議長にしてテーブル(取締役会)の上座にいます。
○ 取締役会のメンバー(取締役員)は自分の人生になくてはならない人たちです。
(3人から15人)
● 家族(両親、配偶者、子ども)
● 親友(一人でもよい)
● 現在、あるいはかつてのマネジャー
● 先生(一人でもよい)
● その他
Q1. この取締役会の参加者は自分がメンバーであることを知っていますか。
Q2. 一緒に仕事をしている人がこの演習をしたとして、
その役員に自分を選んでほしいと思いますか。
Q3. 自分の取締役会のメンバーになっていない意外な人物はだれですか。
Q4. うまくいっている人間関係を最もよく教えてくれるものは何ですか。
Q5. 先ずは、一人ひとりのメンバーについて、その理由を2つ挙げてください。
次に、すべての理由に共通していることは何かを考えてください。
人間関係によって私たちは、
自分が何者なのか、そして何者になれるのかを教えられます。
私たちが成功できるのは、
ほとんどの場合、その何ものにも代え難い人間関係のお陰なのです。
●「問い合せをする・質問がある」方はこちらから●
|
← Prev News Index Next→
|