2004年4月24日(土) <第871号>
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【最適設計】
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<ほめよう、はげまそう>
【10】ルールやマナーを守る
メーカーが評価するもっとも一般的で基本的な行動は、
きちんと出勤することと安全を保つことです。
会社は出勤に対して賞を与えることで、
従業員は時間を遵守し、出勤日を忘れたりしなくなります。
安全性に対する賞は、安全な手順を守り、
業務上の事故を最低限にしたことを高く評価しています。
<バックナンバー>
【01】上手な夫婦げんか(わずかなEQ)
【02】上手に部下を批判する秘訣
【03】感情に関するコンピテンシーの採用
【04】キャリアで成功した科学者
■■■■■■■■小倉橋■■■■■■■■
われわれの心の働きはコンピュータのようには設計されていません。
コンピュータであれば、過去に遭遇した類似にもとづいて、
ある意思決定に伴う良い点、悪い点を論理的に検討してくれます。
しかし人間の心はもっと洗練された働きをします。
つまり、過去のさまざまな経験にもとづき、その決定の感情面に及ぼす
影響をウェイト付けして検討し、その答えを予感、あるいは身体に感ずる
直感という形で示してくれます。
私は自分の直感(予感。人間の勘)に頼ることがよくあります。
所謂、勘ピュータですが、ひとによっては精度に違いが出てきます。
この勘(予感)に、コンサルティング業務がプラスに働き、
この会社は数年後にはこうなると「予想」が働くようになりました。
これは勘(予感)に情報収集が加わり、目標達成の精度が中程度に上がっているのです。
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【05】最初の30秒間
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>>★人材ビジネスは最初から最後まで直観の世界だ★<<
まずは、求人側企業の風土を評価しなければなりません。
第一にCEOを評価します。彼の個人的資質や期待しているもの、彼の設定するビジョン、
その結果生まれた企業文化を理解します。
さらに、経営陣のチームがどのように機能しているか、お互いにどのように交流しているかも
理解します。
またそれぞれの企業には、われわれが即座に感じとる、独特の『香り』が備わっています。
次に、有力なクライアント(候補者)をその香りに沿って評価します。
この際の判断は直観にもとづいて進められます。クライアントと会って30秒以内に、
この人物の特性が求人側企業にフィットするかどうか判断しています。
つまり、われわれはほかの人と会ったときに、その最初の30秒間に直観的に、
この人に対して1時間後、あるいは半年後に持つであろう基本的な印象をつかんでしまいます。
たとえば、ある教師がレクチャーをはじめた直後の30秒を体験しただけで、学生はその教師の
熟練度を80%の正確性で判断しています。
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