2002年10月8日(火) <第307号>
┏━┓ 「ヒートレーン」(熱輸送)技術
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┗━┛ 中小企業が生き残りをかけた「オンリーワン」の技術に注目します。
< http://www.tsheatronics.co.jp/ >
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◆ ものづくり 〜 放熱・排熱対策は遅れている 〜
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東京都狛江市、小田急狛江駅改札口を出て左、線路高架下を新宿方面に向かい、
狛江通りを越えていちょう通りを左側に歩くと日綜工業団地の看板が見えます。
この看板を左に入ると、そこがティーエス ヒートロニクス(TSH)の本社です。
いま、熱設計者の間で注目されている「ヒートレーン」(熱輸送)技術。
「ヒートレーン」のキーワードは"運ぶ"または"広げて運ぶ"です。
< http://www.tsheatronics.co.jp/technology/index.html >
その特許は、前身のアクトロニクス社時代の赤地久輝氏(現TSH顧問)が出願
されました。いまその出願及び取得特許件数は192件に上っています。
TSH及び"運ぶ"または"広げて運ぶ"「ヒートレーン」について詳しく知りたい方は、
営業グループの松本敏裕リーダーまでお問い合わせください。
< mike@tsheatronics.co.jp >または03-3430-4680で。
特集「熱設計」-- 放熱・排熱の傾向と対策 --に興味があるひとは、
毎週木曜日連載の「OPTWORKS DRIVEN NEWS」をお読みいただければ
幸せです。↓
< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1003_302.html >
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◆ティーエス ヒートロニクス 代表取締役社長・松本和幸様
〜 2002.2.9.6 インタビュー 〜
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剌シ本社長(以下「松本」)
刄Iプティワークス(以下「オプティ」)
オプティ:「ヒートレーン」について共同研究などはされているのでしょうか。
松本:西尾茂文先生(東大・生産技術研究所)とは拘わりが深いです。起業して
3年半、やっとある分野の商品開発の設計は計算どおりの値が出てきましたが、
数値シミュレーションはまだ行っていません。
オプティ:多くの特許をお持ちですね。
松本:設立当時、赤地氏(TSH設立時は副社長。現顧問)から特許を買い取り
ました。いま16カ国で出願しています。
オプティ:「ヒートレーン」(熱輸送)という聞きなれない言葉ですが。
松本:ボーリング場のレーンを想定してください。(このように)レーンを開くと
蛇行する溝が掘ってあります。学会には蛇行細管ヒートパイプまたは熱を貰うと
自分で動くので自励振動ヒートパイプと、言っています。国内では一部で赤地
パイプと呼ばれることもあります。
(松本社長はインタビューしている部屋のショーケースからアルミヒートレーン
プレートとその加工製品を持ち出しました。)
このコア技術をユーザに使って貰い、それが組み込まれた製品の機能が向上し、
コストダウンも計れるなど夢のあるビジネスができます。
例えば、ステンレススチールと組み合わせると銅の1/15の熱運動、5倍の熱量を
もつステンレススチールに変わります。
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