2002年10月9日(水) <第308号>
┏━┓ 外観検査システム(飲料を充填した容器の外観検査)
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┗━┛ 日本が誇る「ニッチトップ」企業をご紹介しています。
< http://www.scan.co.jp/ >
【株式会社スキャンテクノロジー】
剿{社 〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-11
剋ミ長 八木田清志様
剋幕ニ内容 光センサーを用いた検査装置の設計・製造
凾ミとこと
飲料の外観検査システムにおける国内シェアは70%です。
社員27人で売上高20億円を稼いでいます。
(社員1人あたりの売上高はトヨタ自動車より多いか。)
■外観検査システム
< http://www.scan.co.jp/CONCEPT/concept.html >
○不良品の発見
・王冠が緩んでいないか
・ラベルがめくれてたりしていないか
・印字にかすれはないか
・充填された内容量に過不足はないかといった複数の検査項目を
瞬時に判定します。
他社事例は…≫< http://www.naismv.com/j/new004.htm >
○光センサー技術
< http://www.scan.co.jp/BEERBOTTLE/beerbottle.html >
従来、画像処理を使った検査装置はスピードが遅いという難点が
ありました。八木田社長は、画像の取り込みから良否の判定に至る
一連の作業を、専用の電子回路に実行させることで高速化を実現
しようとしました。
当時、飲料業界の検査方式は、抜き取りから全数検査へと移行し
つつあり、目視に頼っていた検査工程の自動化が必要でした。
この飲料業界が抱える悩みを解決したのがスキャンテクノロジーの
外観検査システムだったのです。
○開発動向
先ず、ビンの印字を検査する装置を開発。その後、王冠、キャップ、
内容量、ラベルなど検査項目を増やしていきました。次は、ビンから
缶へ、そして、ペットボトルへと。
さらに、ペットボトル内に混入した異物を検査する装置へと開発が
進んでいきました。
○異物検査
< http://www.scan.co.jp/LIS/lis.html >
光センサーは、光を対象物に当て、その反射光で形状を把握します。
外観検査システムと違い、異物検査システムは、液体中の異物を
捕捉するので、投射する光も反射する光も、ボトルと液体を通過
しなければなりません。
ボトルを通過しようとする光は乱反射するが、それに対しては特殊
なガラスのフィルターで対応。コーヒーなど不透明な飲料には、
投射する光に紫外線などを加えることで問題を解決したそうです。
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