2001年12月26日（水）<第79号>

【　１　】―――――――――――――――――――――――――――■今日のニュース ■
■デジタルモックアップ■
■東芝
●C4P（CAD/CAM/CAE/CAT/PIM）
3次元データを活用した製品開発プロセスで開発期間を半減
（日経デジタル・エンジニアリング，2000.7.19）

東芝は，技術業務プロセス革新運動の一環として3次元データを活用するC4P (CAD/CAM/CAE/CAT/PIM）推進に取り組んでいます。単なる3次元設計にとどまらず，CAE や公差解析，CATを導入してフロントローディング型の開発プロセスへ変革することで， 開発期間の短縮や工数削減，品質向上を図るのが狙いです。既に金型試作回数の削減など によって，ノートパソコンなどで開発期間の半減を実現しています。

■日立製作所
●ハイスピード21
狙いは
・開発・設計技術力強化活動
・品質・コスト・スピードの革新的レベルアップです。

スローガンはフロントローディングの徹底です。
(上流で完全な仕事を!　トップが率先垂範)

●先行活用例(日立グループ)
国分：GIS用集電子機構(東群馬変電所) 据付期間マイナス30% 空調システム：空調機用熱交換器の最適化 材料費マイナス25% 半導体：GaAsパワーFET性能向上 電力付加効率マイナス7% 機械研究所：ガスタービン高温部品の超寿命化 合理的中長寿命化 日立研究所：光触媒膜付蛍光ランプの成膜条件最適化 期間短縮

【　２　】 [No.79]――――――――――――――――――――――――■今日の乱視点　 ■
■「設計検討会」
設計担当者の説明に対して、生産技術や品質管理の担当者の注文が容赦なく飛び交い
ます。設計者はここで指摘された課題を設計に反映し、再び検討会に諮ります。

■3次元CADの導入プロジェクト
●トップダウンでの導入をします。
●ハードは最新最高機種を使用します。
●特定の設計プロジェクトにリソースを集中運用します。
●正しい教育をしなければ、2次元CADよりも効率が悪いです。
　(やる気のある設計者・設計部門を主体にします。)
●紙でのDRにも3次元でものプロットアウトを使用します。
●他人でもデータ修正できるモデリング法を用いたモデリング技術の標準化が必要です。
●CAM(製造技術)を想定したモデリング法を確立します。
●3次元CADソフトのカスタマイズはしません。
　(先ずは、“素材”を生かし、使いきることです。)
●最適な利用には専門家の指導を受けます。
●設計をサポートする別チームを設置し、システム環境設定、コンサル、トラブル対応、
　ライブラリ作成などを実施します。
●利用システムに合った、規格の全面見直しを実施します。

【　３　】　[CAE/CAD/CAO]―――――――――――――――――――■適用事例その他■
【盤・プリント基板用のエミュレータ装置】
　　　↓
　http://www.stardk.co.jp/product/stepcheck/demo.htm
　※自動デモが見れます。

【「包みのテクノロジー」】
　　　↓
　http://www.toyo-seikan.co.jp/product/cantech.html
　http://www.toyo-seikan.co.jp/product/bath.html

【シートメタル＆ファブリケーター】
　　　↓
　http://www.machinist.co.jp/

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