2001年12月26日(水)<第78号>
【 1 】―――――――――――――――――――――――――――■今日のニュース ■
■東陶機器■
■製品
●温水洗浄便座「ウォシュレット」
「20世紀最大にして最後のヒット商品」
●"ハイテク水栓金具"
ウォーターハンマー低減装置→ドアのダンパー(緩閉止機構)の原理を利用しています。
温水の温度感知装置→形状記憶合金を使っています。
■国内シェア
水回り製品を軸に住宅設備で圧倒的なシェアと高いブランド力を持っています。
●衛生陶器
(2000年度、カッコ内は前年度比伸び率)
TOTO→64.0(0.4)
INAX→28.1(0.1)
ジャニス工業→3.2(0.1)
アサヒ製陶→2.2(▲0.1)
●ユニットバス
(2000年度、カッコ内は前年度比伸び率)
松下電工→23.1(▲0.3)
TOTO→18.4(0.4)
INAX→16.1(0.2)
日立化成工業→ 9.7(0.4)
積水化学工業→8.1(▲0.1)
(現積水ホームテクノ)
■TOTOの主な新規事業
▽光フェル−ル・セラミック →1984年(開始時期)⇔150億円(売上高)
▽光触媒→1998年)⇔30億円
▽銅合金製精密部品→1998年)⇔1億円
▽集合住宅向けごみ処理設備→1998年)⇔1億円
(注)売上高は2001年3月期の実績
2001年3月期の連結売上高 4259億円のうち、住設機器が占める比率は全体の96%。 住設以外の事業規模はわずか約180億円に過ぎません。
●燃料電池
衛生陶器の製法を応用し、液状の原料に基材をひたしてセラミック製の機体を成型する 手法を確立しました。主流の製法である蒸着式に比べて量産向きといいます。
●光フェル−ル・セラミック
セラミック加工の技術を生かし、光通信用コネクタの部品を製造します。
●光触媒
太陽光による化学反応で表面に水膜をつくる超親水性技術を応用。
【 2 】 [No.78]――――――――――――――――――――――――■今日の乱視点 ■
■トイレ生活
●"おつり"対策
小便器では尿のあたる面の角度、大便器なら水面までの距離や水の張り具合など、最適 状態を求めて実験を繰り返しています。「人によって角度や勢いなどにばらつきがあり
、健康状態によっても違う。正直言って、おつりをゼロにするのは難しい」
・INAX「抗菌仕様」
・TOTO「防汚技術」
■節水型のトイレ
水洗トイレに使う一回当たりの水の量は8リットルから12リットルが一般的です。
●6リットルが主流
米国では15、13リットルから6リットルの節水型へ取替えが進んでいます。日本では 多くの市町村が下水道条例などで「10リットル以上」と規定しています。渇水対策より も廃水管のつまりを心配した条例がほとんです。
※福岡市は「10リットル以下」。 東京の場合、4人家族の水道・下水道料金が年間約3850円節約、二酸化炭素を35%削減 できます(都市公団試算)。
■「次世代のトイレ」
水を使わない。
■「究極のハイテクトイレ」
排泄物をセンサーで解析、血液や糖の異常を検地する「健康チェック機能付きトイレ」。
【 3 】 [CAE/CAD/CAO]―――――――――――――――――――■適用事例その他■
【東陶機器における流体解析事例
↓
http://www.cradle.co.jp/u_jire/u_jirei.htm#4kai
【INAX】
陶器表面の凹凸除去
「ハイパーキラミック」
「ジルコン」
↓
http://www.inax.co.jp/news/goods/2001hyperk.html
「プロガード」
↓
http://www.inax.co.jp/progard/top.html
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