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2001年7月31日(火)<第6号>
◇他社がまねが出来ない技術
【安久工機】(東京・大田区)
●「人工心臓 ”ハイテク試作品の便利屋”」
↓
http://www.yasuhisa.co.jp/
<IMO>
機械メーカーである安久工機は、最先端の医療機器といわれる人工心臓の開発に携わっています。納入実績は、国立循環器病センターのほか、東大や東京医科歯科大、テルモなど約50ヶ所に上ります。
「自前でモノづくりするのは1%の急所だけで、あとの99%は外注」
安久工機の試作品作りは、設計図や仕様書と現実の加工・生産技術をつき合わせて最終的な設計図を描きます。部品製作は板金やプレス、塗装、切削、樹脂加工など加工分野によって、それぞれ最も得意とする約30の協力工場に委託、安久工機が組み立てと性能評価などを担当し最終的な試作品に仕立てます。
少なくなった便利屋に拘るその職人技は、その技を残すために最先端の工作機械は置かないそうです。
◇地域文化、気候、風土が育んだ伝統技術
【北部通信工業】(福島県・福島市)
●「電子印鑑」
↓
http://www.hokubu.co.jp/index.html
<IMO>
現在では福島県の工業が県内総生産に占めるシェアは,県内総生産の3割を占めています(東北における福島県工業の比重は高いと思います)。
北部通信工業では社員の柔軟な発想とトップのチャレンジ精神から電子印鑑を開発しました。商品化の背景には同社・川村斉社長ら、東北のメーカー3社の社長がつくったベンチャー支援組織の存在があります。
技術的な課題を解決するまで3年間の研究期間は同社の企業収益が良かったこともありますが、経営トップの裁量を感じます。
いつも何かにチャレンジ(挑戦)している会社が不況下に生き残っていくのかもしれません。
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