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==_/_/_/========================================No.21========
_/_/_/ 【OMLS】オプティワークス・メーリング・リスト・サービス
_/_/_/ http://www.optworks.co.jp
==_/_/_/====================================== 2002/03/15 ===
今回は「4次元CADシステム」の製品紹介です。
< http://www.vf-aries.co.jp/ >
○はじめに
ロボットシミュレータに代表される機構シミュレータはコンピュータ上に仮想のマシンを作り上げ,メカニズムの動きを検討するソフトウエアです。ロボットだけでなく治具やワーク,さらには周辺装置などをすべて3次元モデルで表し,目的の作業が問題なく完了するかを確認します。
ロボットの動きを検討することによって,得られる効果は大きく分けて二つです。一つはロボットをどの位置に配置するのが最善なのかが分かること。もう一つはロボットを制御するためのデータが作成できることです。
【オフラインティーチング】
○CIMDesign
ロボットシミュレータの現状は「マルチメディアネットワーク(MMN)」の時代に入りました。MMNではマルチメディア技術とネットワーク技術、そしてロボティクスの融合という新しいアプローチを提案します。具体的にはインターネットでロボットを遠隔操作が始まっています。
ユーザーは手元のバーチャルマシンを操作し、ロボットカメラから映像がユーザーへ転送されます。その場で作業している感覚でロボットの動きを操作することが可能です。
【バーチャルファクトリー】
現在、CIMDesignでは遠隔間(設計-生産)をネットワーク上でコラボレーションするために送信先のブラウザ上でもデータが閲覧できるように、3次元データのXVL変換機能を開発中です。
【データの圧縮】
○CIMDesignのユーザ事例
・Customer(ユーザ):F社チップマウンタメーカー
・Goals(導入目的):開発期間の短縮
・Scenario(導入後マスタマイズ):メカニカルカムからソフトカムへの置き換え
・Result(導入結果):12ヶ月の開発内容が3ヶ月で達成された
○CIMDesignの開発コンセプトは"動く3次元CAD"です。
開発元は工作機械やロボットなど動く機械を設計するには時間軸を考慮した動く3次元CADが必要であると云っています。
○CIMDesignは4次元CADです。
4次元CADとは3次元+時間軸を意味します。時間軸を持つため、現場で作業する各種工作機械やロボットなどの動きを確実にリアルにシミュレートできます。
また、その結果をプレゼンテーションツールとして利用できます。
○CIMDesignの狙いは現場作業者のティーチング作業からの解放です。
そのために製品設計やライン設計の段階でバーチャルファクトリーを実現させています。従って、CIMDesignのターゲットユーザは3次元CADを使って自社の製品や生産設備を設計している設計者です。
○CIMDesignの効果は開発期間の短縮とコストダウンです。
それはティーチング時間の短縮、制御装置のコストダウン、そしてワーキングコストを抑えます。
○CIMDesignの特長機能は4つです。
・C、C++、VCでプログラミングします(特殊言語は一切使いません)。従って、従来の各種工作機械やロボットに必要であった制御装置は不要であり、PC1台で機械をコントロールします。
・WindowsNT(リアルタイムOS)で動作するオンライン・リアルタイム・シミュレータです。従って、オンラインで実ロボットのリアルタイムのモニタリングやティーチングが可能です。
・CODEはコンパイル機能を有し、 自分好みのインターフェースや機能を追加させて、独自のソフトを作成・配布できます。
・マルチビュー・シミュレーションで異なる視点やズームイン・アウトにより3次元動作を同時に検証できます。
○CIMDesignのライセンス料金は\1,100,000です。
但し、データ変換はオプションです。尚、ロボット制御用ソフトウェアのCIMContorolのライセンス料金は\900,000ですがCIMDesignとバンドルしても\2,000,000です。
この設備投資で大規模なライン設計がシミュレートできるとしたら安い買い物といえます(CODEのサブセットがバンドルされています)。
○CIMDesignの将来はバーチャル工場を実現するシミュレータとしてディファクトスタンダードになれる可能が有ります。
そのためには、メジャーな3次元CADとのダイレクトデータ変換を実現すること、工場が制御装置ベースからPCベースへ移行できるか(制御装置やロボット言語の開発が不要になる)、ユーザの現場で実時間での動作保証ができることを実証(又は検証)しなければなりません。
○CIMDesignの競合製品はありません。
オフラインシミュレーションとしての機能だけを持つものが「ROBCAD」と「IGRIP」です。
・コマツ< http://www.komatsu.co.jp/index.html >
「ROBCAD」< http://www.hzs.co.jp/hitoto_s/no22/no22_komatsu.htm >
・いすゞ自動車< http://www.isuzu.co.jp/top.htm >
「IGRIP」
< http://www.delmia.jp/wnew/customerpressrelease/20011107_pr_isuzu.htm >
○CIMDesignはエム・アイ・ティーが開発し、日本語対応やカスタマイズなども
エム・アイ・ティーが担当します。
< http://www.mitcom.co.jp/mitgroup/cimdesign/introduce.htm >
日本ではアリエスが総販売元です。
< http://www.vf-aries.co.jp/ >
そして、今、マーケット・インテグレーターとして注目されているオプティワークスがパートナーとしてCIMDesignのマーケティングを支援します。
< http://www.optworks.co.jp/market/index.html >
尚、CODEの開発元は米国Cimetrix社です。
< http://www.cimetrix.com/ >
○CIMDesignの問い合わせ先
CIMDesignの詳細について知りたい方は株式会社アリエス 牛島担当部長< ushijima@vf-aries.co.jp >までコンタクトして下さい。
競合情報やユーザ事例を含めたCIMDesignの適材適所(実力)をファクトリーベースで知りたい方はオプティワークスまでご連絡下さい。★この内容に関する電子メールでのお問い合わせについては、必ず< info@optworks.co.jp >宛でお願いします。
オプティワークス< http://www.optworks.co.jp/ >
代表取締役 増野 秀夫(記)
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