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2009年10月16日(金) <第2303号>

               − Aとのコミュニケーションをデザインする −   

22.上司のよく使う表面的なコトバの裏のホンネ
上司A
「適当にいいようにやっておいてくれ」
「適当に」とは「上司の考えているように」であり、
「いいように」とは「上司が納得できるように」と言っているのである。
決して部下の好きなように任せているのではない。

上司B
「例の件どうなっている?」
最近の上司のスケジュールに頭を働かせ、
部下b
「はあ、何とか・・・・・・」
ととりあえず答えておく。

上司C
「みんな迷惑しているぞ、みんなのことも考えろ!」
「みんな」は他人のことではなく、上司自身のことを指している。
真意は「私のことも考えろ」「私が迷惑している」のである。
だから
部下c
「申しわけありめせん」
と詫びて、改めて上司の指示を貰えばよい。
間違っても
「みんなって誰でしょうか?」
と訊いてはいけない。

            − 明日(10/17)は『−Aの囁きを聴く−306.』を掲載します −


<バックナンバー>
00.子どもの心をつかむ
01.事例
02.コンビニの店員の心をつかむ?
03.レストランで接客している女性
04.職場で具合の悪そうな部下を見つけた上司
05.「わかりません」と答える研修医A
06.不定愁訴(”愚痴外来”)
07.聴き遂げる
08.真摯に耳を傾ける
09.外科医と患者
10.年配の男性のお客
11.魚売り場の店員
12.不安はあるが暗くはない家族
13.ぐっと言葉を呑み込んだ上役
14.会議室から急ぎ退室する上司
15.感動した新人の頃
16.設計 Vs. 営業
17.やってられない、部下
18.気配りのよい人
19.”おとな”の夫
20.仕事で納得いかない後輩
21.話の流れを作る人

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