|   2009年6月7日(日) <第2174号>
 リーダー 3/8の条件
 
 − 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −
 
 [.「キャリア・マネジメント」
 
 − 自分のキャリアは自分で責任を持って構築する −
 
 14.行動計画を作成する
 ヴィジョンがキャリアの将来像であり、価値、強み、世の中の動向が現状だとすると、将来像と現状には必然的にギャップが存在します。ここでは、ギャップを明確にして、それを埋めていくためにするべきことについての行動計画を立てる作業をします。
 
 たとえば、積み木を積み上げてつくったお城をイメージしてください。
 「お城」がヴィジョンだとすると、積み木の1つひとつが行動計画に盛り込まれる具体的なプランになります。また、この行動計画は、ヴィジョン達成に確実に近づいているか、どのくらい近づいているかを測定する仕組みとしても機能します。
 
 <行動計画作成のポイント>
 1.ヴィジョン達成に結びつける
 行動計画に設けられた項目を達成したら、それらが確実にヴィジョン達成に結びつくかどうか、
 全体をみながら計画を立てる必要があります。
 
 2.達成期限を決める
 キャリアにおいての行動計画を設定する場合、目安として半年〜1年先を達成の時期として想定するのが妥当です。
 
 3.定量的/具体的なものにする
 達成したのかどうかが、客観的に分かるようなものである必要があります。
 必ずしも定量的である必要はありませんが、達成の可否が分かる状態にします。
 例)「1年後までに転職をしている」
 
 4.コントロールできるものにする
 他人や外部環境の動きが達成の可否に影響しないものであること。
 自分の行動、力の及ぶ範囲で実現が可能なものだけを行動計画とします。
 
 5.行動計画は変えられる
 行動計画は、変更可能です。随時振り返りをしながら、1つひとつの行動計画を調整しつつ確実に積んでいくものです。振り返りを、最終期限に設定した期日までに3回はします。
 
 <ご提案>
 1.あなたのヴィジョン・ステートメントを作成し、「キャリアデザイン・シート」に書き込んでください。
 2.あなたの行動計画を立てて、「キャリアデザイン・シート」に書き込んでください。
 3.「キャリアデザイン・シート」に現状分析(価値、強み、市場価値)、ヴィジョン、行動計画がすべて書き込めたら、「キャリアデザイン・シート」に簡潔な文章で清書してください。
 
 − 明日(6/8)は『15.キャリアは計画どおりにはいかない』を掲載します −
 
 
 <バックナンバー>
 [.「キャリア・マネジメント」
 00.はじめに
 01.キャリア・マネジメントを理解する
 02.第一章の確認(キャリア・マネジメントを理解する)
 03.キャリア・マネジメントを振り返るときのポイント
 04.キャリア・マネジメントのポイント
 05.キャリア・マネジメントの目的
 06.キャリアデザイン・シートを作成する
 07.どんなことに『価値』を置いているか
 08.『価値』のリスト
 09.あなたの『強み』を見つける
 10.あなたの『市場価値』を見つける
 11.今後のキャリアについてプランする
 12.夢が「ヴィジョン」を構築する
 13.「ヴィジョン」を明確にする
 14.行動計画を作成する
 
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