2007年8月3日(金) <第1944号>
コミュニケーション能力 - 職場編 -
<男性の上司から部下へ>
Q.上司側から若い部下を見るとどう映りますか?
Ans.まずは敬語をきちんと話せない部下が多いですね。
何でも「お」や「ご」をつければいいわけではないです。
次に挨拶ですね。
朝出社して「おはようございます」とか、帰るときに「お先に失礼します」と言えない若手はいますね。
挨拶なんか心がけ一つの問題です。何でもいいから一声かける。すぐに効果は表れないかもしれないけれど、その積み重ねで職場のコミュニケーションは円滑になるものです。
<女性の部下から男性の上司へ>
Q.会社の上司とはどんな話をしていますか?
A.まずは食べ物の話が多いですね。まあ、上司は機嫌がいいときだけ話しかけてきます。
次に奥さんの話をすると人柄が出ると思いますよ。愛妻家だな、とか、文句ばっかりな人だなとかすぐわかります。
そして下ネタはやめてほしいです。
さらに周りの空気を読んでほしいですね。やっぱり場の雰囲気を読めない人はダメ。
他部署の上司を見ていると対人関係がダメな人は仕事もできないから、出世もできないのがよく分かります。
Q.上司から服装や髪型を話題にされるのはうれしいですか、それとも嫌ですか?
A.「それ、ユニクロ?」と聞かれたときは、「もっとお洒落をしろ」という意味に受け取りました。
あと、たくさんのビジネス本を読んでいるのが自慢で会社の机の上にも置いている。知識をひけらかすくせに現場を知らないので嫌われています。
バレンタインディに生チョコをあげたら「初めて食べたけど、すごくおいしかった」と言ってもらったとき。素直に喜んでもらえたのはうれしかったです。
私が一度ほめたネクタイを、何度もしてくる上司がいました。こういうのは「かわいい」と思いますね。
<部下へのワンポイントアドバイス>
上手な”決めゼリフ”を言いましょう。
1.仕事の進捗状況を尋ねられたときは、
もし現時点で全く手をつけていないとしても、
「明日の午後には○○までは進めるつもりです」(○)
(不安にさせない。仮の途中経過を報告します)
「まだやってません」(×)
正直な答えは、上司をイラしかせるだけです。
(上司は常に忙しいものだと思ってください)
2.意見を仰ぐときは、
「どう思いますか?」(×)
「どうしたらいいですか?」(×)
丸投げ質問はやめましょう。
「3案考えました。どれがいいと思いますか?」(○)
上司が答えやすい質問を投げかけます。
3.話しかけるときは、
「今、よろしいですか?」(×)
上司はバタバタしているときに来られたら、「後にしてくれ」と言いたくなります。
「○○○の件で5分ほどお時間をいただいてもよろしいですか?」(○)
用件と所要時間を伝えて時間を取らせないことをアピールしましょう。
そうすれば時間が5分を超えても怒る上司はいません。
4.ヨイショするときは、
「綺麗ですね」(×)
「お似合いですよ」(×)
美醜はほめません。
「それ、いいですね。どこのですか?」(○)
センスをほめて、素直に教えを乞いましょう。
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