2007年3月5日(月) <第1794号>
− 文章力を養う −
文章力とは目的が相手に明瞭に伝わる文章を書いていることを意味します。抜けのない社内通達文を素早く作成することが成果につながる行動につながります。
ただし、行き過ぎた行動をとると、いちいち相手に通達する機会が増え、事務処理が滞ることが起きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 【根拠を明らかにして書く】 -
………………………………………………………………………………………
「意見を伝える」
1.自分の立場を決める
次のような意見があります。
「計画された偶然」一匹目のハエ
一匹目のハエは、部屋の中から外へ出ようとして、窓ガラスにコツンコツンとぶち当たり、なかなか外には出られません。何度もそれを繰り返し、やがてその窓の内側で死んでしまいます。
二匹目のハエは、その一匹目のハエを見ていて、どうせ外には出られないのだと、ふてくされて、天井の隅に止まって、いつまでもジーッとしていてそのまま死んでしまいます。
三匹目のハエは、窓ガラスに一、二度ぶつかったが、外に出られないことを知ります。そして、一歩退いて中央の机に止まり、全体を見回して部屋の空気の流れを確かめます。反対方向からは、外の空気が入ってきています。それに気づいたそのハエは、それを感じ取り、その方向に飛び上がり、外に出る事ができました。
一匹目のハエを「まじめ」、二匹目を「不まじめ」、そして三匹目を「非まじめ」と呼びます。
私は、この三匹目のハエつまり「非まじめ」のハエのストリーが「計画化された偶然」ではないかと思うのです。決して運が良かったから、外に出ることができたで片づけてはいけない話ではないか思うのです。
空気が入るわずかな隙間を見つけたのかドアが少し開いていた状況を見つけたのかは定かではありませんが、ハエは外に出ることができたことは確かです。ハエがわずかな隙間やドアの隙間を見つけることが出来たのは、まさに偶然です。
しかし、その偶然は起こるべくして起きた偶然でもあるはずです。どうしてか?そのハエはその隙間を見つけようとしていたのです。
「非まじめ」なハエは単に「運がいい」だけのハエではなく、運をみつけようとしていたハエだったのではないでしょうか。
偶然を起こすには、偶然を起こす為の"何か"を行うことが大切だと、私はこのハエのストーリーから気づかされるのです。
偶然を起こすための"何か"とはなんなのかと聞かれても、即答は出来ないのですが、少なくとも今の仕事や生活を通して、誰でもが自分の興味を持っているものや、やっていて楽しいことが一つや二つはあるのではないでしょうか。
その中から"何か"を探してみては、どうでしょう。
"何か"を見つけるために学んでいくことを自己啓発(セルフデベロップメント)というのではないでしょうか。きっと自分にとっての"何か"を発見することができたときに、きっと「計画された偶然」(プランド・ハプンスタンス・セオリー)が降りそそいでくるのではないでしょうか。
この意見に対して、あなたははどう考えますか?
良い点・問題点の両方を考え合わせながら、まずは肯定か否定か、自分の立場をしっかりと決めてください。
【01】「意見を伝える」
|
← Prev News Index Next→
|