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2007年2月4日(日) <第1765号>
■労働・経営■
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- 【308】「働く意欲」が強い50代 -
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○50代の7割が「60歳以降も仕事を続けたい」
50代の約7割が60歳以降も仕事を続けたいと考えていることが、厚生労働省が行った「中高年者縦断調査」でわかりました。定年を間近にした団塊の世代をはじめ、中高年齢層の働くことへの意欲は強く、64歳ぐらいまでは働いて得た収入で生計を立てていこうと考える傾向が強いようです。
厚生労働省は「年金への不安があるのか背景を分析する必要がある」としています。
○中高年者縦断調査とは
「中高年者縦断調査」は、今後の高齢者施策を計画するうえでの資料を得ることを目的に、毎年同じ人を追跡調査し、変化の過程を継続的に観察することで結果を施策に反映させるというものです。
調査では、2006年11月現在の50〜59歳を対象に健康、就業、社会活動についての状況や考え方についてアンケートを行いました。40,877人を無作為に抽出して33,815人(内訳は男性16,415人、女性17,400人)から回答を得ました。
○「可能な限り仕事をしたい」が6割以上
「60歳以降の仕事の希望」項目では、仕事を「60歳以降も続けたい」と考えているのは全体の70.9%で、男性が82.1%、女性が60.4%でした。また、「いつまで仕事をしたいか」という点については「可能な限り仕事をしたい」と考えているのは男性が61.6%、女性は68.1%という結果になりました。具体的な年数を示した者の中では「65歳まで」が最も多く20.8%となっています。
「60歳以降の生活のまかない方」では、64歳までは「仕事の収入で生計を立てたい」と答えたのが66.9%だったのに対し、「公的年金でまかなう」としたのは32.1%にとどまりました。
○健康状態は「良い」が8割
「現在の健康状態」項目では「どちらかといえば良い」が41.7%と最も多く、次いで「良い」が31.1%で、約8割近くの人が健康であるという認識をもっていることがわかりました。
年齢別にみると、男女ともに「悪い」の割合は「50〜54歳」に比べ「55歳〜59歳」のほうが高くなっており、年齢とともに健康状態への不安が高まる人が多いようです。
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