2007年1月26日(金) <第1756号>
「天真爛漫」(No.7)
[性質・言動が飾り気のないこと]
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いじめも自分で
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いじめも自分で解決した形を作ってやったほうが子どもは賢くなります。そして子どもに期待する言葉かけをしましょう。こうなりなさいといういい方ではなく、そうなったらいいなといういい方をします。我慢はさせるものではなく自らすることで賢くなります。
「助けたのは私だよ、だから感謝しなさい」という態度は、助けたとしても、けっして賢い助け方ではありません。助けるのは自分が満足するために助けているのではなく、相手が助けるために助けるのです。だから、助けたほうが助けたいことを自ら吹聴したら、厭味になって、誰も感心しなくなります。
慢心でも卑屈でもない正当な自己評価が子どもを賢くします。男でも女でもお茶汲みを喜々としてできる子は賢くなります。
親の生き方を見せれば子どもは自然に賢くなります。命令ではなく依頼することが子どもを賢くします。必要な人間だといってあげることで子どもは賢くなります。
子どもの真価を認めようと努めるのは、日常生活では非常に大切な心がけですが、ついおろそかになりがちです。子どもが学校から良い成績をもらって帰ってきても、ほめてやることを怠り、初めてケーキがうまく焼けたり、小鳥の巣箱が作れたりしても、励ましのことばをかけてやることもしない・・・。
子どもにとって、親が示してくれる関心や、賞讃のことばほど嬉しいものはないのです。
(エッセイスト 大前乃英雄)
<バックナンバー>
【01】フリーターが問題なのは
【02】利益が減らない、お金が出ない節税
【03】社長の勘違い
【04】本人に気づかせる
【05】住み分ける
【06】「バンッ」とたたくと
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