2006年11月7日(火) <第1676号> ■労働・経営■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【281】製造業や飲食業を中心に正社員が不足傾向 - ……………………………………………………………………………………… ○正社員の過不足状況が拡大 厚生労働省は、年4回実施している「労働経済動向調査」の結果を発表しました。 正社員などの常用労働者が「不足」と答えた企業の割合から「過剰」と答えた企業の割合を引いた過不足判断指数(DI)は、プラス21ポイントで5月に行った前回調査から横ばいだったものの、製造業、不動産業、飲食業、宿泊業で不足超過幅が拡大しています。 パートタイム労働者のDIは、全産業でプラス21と前回調査より2ポイント低下したものの、不足超過幅が大きく不足感が続いています。産業別に見ると、運輸業、不動産業、飲食業、宿泊業で不足超過幅が拡大しています。 ○その他の主な結果 「中途採用あり」とした事業所割合(平成18年4〜6月期)は、調査産業計で59%と前年同期から上昇しています。産業別にみると、運輸業とサービス業を除いて上昇しており、特に情報通信業での上昇幅が大きいようです。 また、1年前の7月と比べて派遣労働者・業務請負の労働者が「増加した」とする事業所の割合は18%、「ほぼ同じ」が30%、「減少した」が10%、「1年前も今年もいない」が33%となっています。 <バックナンバー> 【268】「マザーズハローワーク」の現状と課題 【269】晩婚・晩産化で女性の労働力が上昇 【270】成果主義賃金訴訟で社員逆転敗訴の判決 【271】外国人の従業員を雇う場合の注意点 【272】雇用保険 65歳以上でも新規加入が可能に 【273】コーポレートガバナンスを学ぶ 【274】賞与をめぐる状況 【275】2005年度の概算医療費が過去最高に 【276】雇用保険の基本手当日額が変更 【277】「地域別最低賃金」を2年連続引上げへ 【278】「労働審判制度」の利用状況 【279】横行する偽装請負と労働局による是正指導 【280】社員に対する資格取得援助費用の返還請求は可能か
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