2006年9月6日(水) <第1614号> 「漢字の読み書きをしましょう」 − 国語の読解という視点から漢字力を養う − 『敬語を使う』 敬語がある日本語は、感情をむき出しにしますと、言葉の形まで間違ってしまいます。 「それは無理な要求だよ」 拒否するか、さもなければ次に自分の主張を威嚇的に行うかのどちらかであり、 話し合いは進展しないで感情だけが高まりあってしまいます。 「それは無理な要求だと思います」 次の瞬間、どうして無理なのかを静かに説明できるゆとりがあります。 『言葉を選ぶ』 言葉を選ぶことは、相手に対する思いやりです。 相手に対する気づかいや思いやりのない人は、言葉を選びません。そうすると自然と言葉の使い方が雑になり、ときには相手を傷つけてしまいます。 相手とコミュニケーションするためには豊富な語彙が必要です。語彙を増やすには本を沢山、それも美しい日本語でかかれた小説やエッセイを読みましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【同音意義】 - ……………………………………………………………………………………… 06.才能ある新人の活躍が人々のカンシンを集めた。 07.彼のカンシンを買うため普段より口紅を濃くした。 08.人々は火山の噴火に自然のキョウイを感じた。 09.被災地はキョウイ的な速さで復興を遂げた。 10.俳句を詠むというコウショウな趣味を持つ人は少ない。 <バックナンバー> 【01】不世出の強打者でもスランプにオチイることがある。 【02】増税反対をウッタえた政党が総選挙で大躍進した。 【03】今や二人の愛の成就をサマタげるものなど何もない。 【04】春風にサソわれて一家でピクニックに出かけた。 【05】叔父は貿易業をイトナむかたわら執筆活動をしている。 【06】大学受験にソナえて評判の高い問題集を購入した。 【07】名刑事の鋭い推理が事件のカクシンに迫る。
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