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2006年5月13日(土) <第1498号>
■労働・経営■
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- 【235】平均月給5年ぶり増加、正社員数も8年ぶり増 -
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厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査によると、2005年の労働者の平均月給総額は前年比0.6%増の334,910円で5年ぶりの増加となりました。雇用についても正社員の雇用が増加し、景気回復の傾向がうかがえます。
○賃金
現金給与総額のうち、所定内給与(きまって支給する現金給与のうち超過労働給与(所定外給与)を除いたもの)は0.2%増の253,497円、所定外給与(所定の労働時間を超える労働、休日労働、深夜労働に対して支給される給与)は1.6%増の19,305円、ボーナスなど特別に支払われた給与の月平均は前年比2.1%増の62,108円となり、景気回復が賃金に反映されてきていると見られます。
<賃金(月間)>
現金給与総額 334,910円(+0.6)
所定内給与 334,910円(+0.6)
所定外給与 19,305円(+1.6)
特別に支払われた給与 62,108円(+2.1)
※( )内は前年比(%)
<雇用>
常用労働者は4,309万4,000人で前年比0.5%増と2年連続の増加となりました。このうち正社員などの一般労働者は前年比0.5%増と8年ぶりに増加し、景気回復を背景に企業が積極的に正社員雇用を進めていることがうかがえます。パートタイム労働者は前年比0.6%増で、調査が始まった1990年以来増加が続いています。
常用労働者 43,094千人(+0.5)
一般労働者 32,176千人(+0.5)
パートタイム労働者 10,918千人(+0.6)
※( )内は前年比(%)
調査は従業員5人以上の約33,000事業所が対象となっています。
<バックナンバー>
【232】内定の取消しは解雇
【233】レセプトで見る医療費
【234】年金の加入期間がネットで確認可能に
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