2006年4月5日(水) <第1460号> ■労働・経営■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【223】シニア世代の心得 - ……………………………………………………………………………………… 2006年4月から改正高年齢者雇用安定法が施行され、60歳の定年後も働くシニア世代の労働者が増えることが見込まれています。シニア世代の人々が若い管理職のもとで働くことになった場合、どのような心構えが必要なのでしょうか。期待されるシニア世代の社員像が新聞に載っていましたので、紹介させていただきます。 ○入社員に戻るような気持ちで 60歳を過ぎてからの再雇用は、新入社員に戻るような気持ちで、一介の社員に戻ることを覚悟できる人がよいでしょう。素直に相手の言っていることを受け入れ、「まずはやってみよう」と挑む心が欠かせません。 ○誰とでもコミュニケーションを 年下の社員とも円滑なコミュニケーションが取れる人が望まれます。自分の意見を伝える訓練をしてきたけれども、他人の話をきちんと聞く訓練が不足している場合には、注意が必要かもしれません。 ○スパイスの効いたアドバイスを 若い社員に混じってチームの一員として働く中で、経験を生かしたアドバイスへの期待は大きいでしょう。また、部下を引っ張るのではなく、自分より若い上司の参謀役になり、若い人のために人肌脱ぐ度量を持つことが肝心です。 ○顧客志向を貫く 再雇用後の処遇に不満があっても、顧客のニーズに応え仕事で世の中の人に喜んでもらうといった姿勢を持ち続けることができる人は、仕事に対する士気も落ちにくいのでよいと思われます。 ○行動のスピード感を失わない 年齢とともに行動はゆっくりしていくものですが、だらだら話すのではなく、要点を抑えて短時間で話す、必要書類などを素早く作成するなど行動が素早い人は、じっくり考え込むタイプの人より評価されるではないでしょうか。 <バックナンバー> 【200】受動喫煙で病気になったら 【201】育児休業後、元の職場に戻ることはできる 【202】女性が働きやすい職場とは 【203】派遣なのか請負なのか 【204】居酒屋でのけんかで処分される 【205】タクシー運転手の最低賃金 【206】名刺大の小冊子でできること 【207】2007年問題 技能継承に助成金 【208】結婚しても子供を多く持てない夫婦が増加 【209】SEO(検索エンジン最適化)のメリット 【210】就労意識のランキング 【211】集中力アップ 【212】児童手当、小学6年まで支給へ 【213】残業食に何を食べる? 【214】定年退職でも使える雇用保険 【215】母子家庭 【216】団塊世代 定年後の働き方の多様化 【217】紹介予定派遣需要高まる 【218】ワークライフバランス 【219】公益通報者保護法が4月に施行 【220】生活保護 【221】2005年度新入社員意識調査 【222】無断欠勤の社員を解雇できる
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