2006年2月13日(月) <第1409号> 2006年新春特集「コミュニケーション・リーダー養成講座」 − あなたも12週間でリーダーになれる! − 働いていて一番うれしい瞬間でした。それは宿泊客専用「クラブラウンジ」での出来事でした。 ある60代の女性客が、手にした男性用ベルトをじっと眺めていました。 金具のネジが外れてしまい、ベルトが使えない状態だったのでした。 「夫はベルトを1本しか持ってこなかったのよね」。 女性の困った様子を見かねて、思わず「お預りします」と受け取りました。 そうは言ったものの、自分では直せません。 そこでホテル内の備品の修理を担当するもの頼み込みました。 それから10分もしないうちに「できましたよ」と電話がありました。 早速、女性のベルトを持っていくと、相手の表情がみるみる明るくなりました。 「もう、あきらめていたの。本当にありがとう」。 お客さんから「ありがとう」と声をかけられたとき、働いていて一番うれしい瞬間でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【31】どんな人にも「ありがとう」を言おう - ……………………………………………………………………………………… − 一日一言『ありがとう』と言いましょう − 世の中を闊歩してみましょう。 世の中、人と人とが関わりあっています。 それは人に「お世話になる」ということでした。 人は自分ひとりでは生きてもいけないのでした。 人と関わりあって、人と気持ちが通じあってこそ、生きてゆく意味が出てきました。 ときには喧嘩をすることがあったときもそうなのでした。 だからこそ、どんな人にも「ありがとう」の気持ちを持ちました。 人に「ありがとう」といえたときの喜びには格別のものがありました。 人から「ありがとう」といわれたときの喜びにも格別のものがありました。 人と人とが、お互いに心が通じ合い、お互いに心が軽くなりました。 「ありがとう」といわれた人は幸せでした。 「ありがとう」といった人も幸せでした。 そうやって、人と人とはつきあってきました。 「ありがとう」が行き来しているところには、なんにもいえない幸せ感が生まれました。 もう、何でもいいから「ありがとう」といって、世の中を闊歩してみました。 そう、知らない人にも「ありがとう」といいました。 <バックナンバー> 【00】「今日一日は人を幸せにしよう」 【01】「心の機敏を知ろう」 【02】「言い争いを避けよう」 【03】「自分の弱さに気づこう」 【04】「何であっても『ありがとう』と言おう」 【05】「知らない話だから耳を傾けよう」 【06】「心を動かそう」 【07】「『ありがとう』の言葉で人を元気にしょう」 【08】「『ありがとう』を心のバロメーターにしよう」 【09】「人に声をかけよう」 【10】「自分と人とを比べないようにしよう」 【11】「一瞬の笑顔で元気にしょう」 【12】「死ぬほど苦しい思いをしよう」 【13】「自分を好きになろう」 【14】「勝ちを相手に譲ろう」 【15】「やわらかく生きよう」 【16】「今に生きよう」 【17】「憎しみにとらわれないようにしよう」 【18】「自分に負けてみよう」 【19】「豆腐のごとく生きよう」 【20】「自分を守る手段を身につけよう」 【21】「受け入れがたいことを受け入れよう」 【22】「目からウロコを落とそう」 【23】「教え教わろう」 【24】「紙一重になろう」 【25】「『してもらう』意識を持とう」 【26】「どんどん人に会おう」 【27】「『いただきます』と『ごちそうさま』を言おう」 【28】「周りの人を明るくしよう」 【29】「自分の身を守ろう」 【30】「それなりに幸せになろう」
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