2006年1月4日(水) <第1369号>
2006年新春特集「コミュニケーション・リーダー養成講座」
− あなたも12週間でリーダーになれる! −
「リーダーは、正しいことをする(do right things)人」であり、「マネージャーは、正しくことを行う(do things righ)人」
トップの力だけで会社が大きくなれると考えている中小企業の経営者はいませんでした。一定以上の規模になれば、企業は飛躍をミドルに依存せざるをえませんでした。飛躍している企業は、慢性的にミドルが不足して当然でした。
経営者と「価値を共有し」、その価値を末端まで伝えられる中間管理職を、どれだけ揃えられるかということが経営の大きな問題であると認識して、中小・中堅企業の経営者には、むしろ中間管理職の充実を考えてもらいたいと思いました。
会社の比較優位を確立しようというのであれば、リーダーは経営資源を集中すべきものと、棄てるべきものを明確に選別しなければならないのでした。
江戸小話にこんな話がありました。
ある大店(おおだな)の主人はとてもけちでした。十人の小僧に給金を払うのがもったいなくて仕方がない。そこで五人に減らしてみたが支障なく商いを続けていくことができた。三人でも大丈夫、一人にしてさえ何とかなった。ついには女房まで離縁してみたがまだいける。ついには自分も必要ないんだと考えて首をくくってしまったという話でした。
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- 【03】自分の弱さに気づこう -
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− 一日一言『ありがとう』と言いましょう −
「弱い自分」を実感しましょう。
加齢に伴い、確実に上達していくものがありました。
お金の使い方は、目の前の「今、ここにあるお金」をどう使うかを考え、無理をしなくなりました。
時間の使い方は、一日一日が、かけがえのない時になり、「今日という日を大切に生きよう」という思いが日々強くなっていきました。
三つの力(知力・体力・気力)は衰えてきました。そして誰かの助けを借りなくては、うまくいかないことが多くなりました。そんな「弱い自分」を実感できたとき、人の親切が身にしみて、「ありがとう」の言葉にも「心」がこもるようになりました。
<バックナンバー>
【00】「今日一日は人を幸せにしよう」
【01】「心の機敏を知ろう」
【02】「言い争いを避けよう」
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