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2005年10月22日(土) <第1295号>

どうしても"問題集が見当たらない!"

キャリア・コンサルティングに関心があり、ブックセンターで読みやすい自習書を探しているときに感じました。教科書となる書籍はたくさん本棚にありましたが、問題集は資格取得コーナーにも置いていないのです。

だったら、自分で楽しみながら問題を作ってみよう、と思いました。

     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                   - 【問29】共感を示す具体的な言葉 -
     ………………………………………………………………………………………

− あなたはこれから何をしようとしていますか −

だれでもあまりに忙しく仕事に追いまくられていると、その傾聴能力が著しく低下します。
そして、自分以上に忙しい人間はいるはずがないと考えて、横柄な態度をとってしまいます。

こんなとき、よき聞き手に回り、ほかの人たちが経験していることを感得すると、クライアントに意味のある助言ができ、クライアントが納得する解決を示すことができます。

さて共感性は心のなかから生まれます。その人がどのように感じているかを感得する能力こそ共感性の中核をなす能力です。

共感性においては、その最低レベルでも、キャリア・コンサルタントはクライアントの感情を読むことが必要です。もう少しレベルが上がると、クライアントの言葉に表されていない心配や情感を感得し、反応することが求められます。

さらにこの共感性を通じてクライアントの感情の裏にかくされた問題や心配を理解していきます。

そこで次の[ ]内に共感を示す具体的な言葉を入れてください。

部下1:課長ちょっとよろしいでしょうか。折り入ってご相談したいことが・・・・・。
課長1:30分ぐらいなら大丈夫だよ。

部下2:実はこれからの進路なんですが。
課長2:うん。

部下3:SEの仕事に自信がなくなったんです。
課長3:[      ]。

部下4:自分に合ってないんじゃないか、と思うんです。
課長4:[      ]?

部下5:最近体力はなくなるし、なかなかついて行けなくて、何か情けなくて。
課長5:[      ]。

部下6:そうなんです。・・・・・あの、他にも、・・・・疑問に思っていることがあるんです。
課長6:[      ]?

                                      (キャリア・コンサルタント 小江戸)

<バックナンバー>
【01】「多様化」
【02】「必要とされる能力」
【03】「アメリカの人材教育」
【04】「キャリアとは」
【05】「インターンシップ制度」
【06】「エンプロイアビリティ」
【07】「学歴偏重」
【08】「女性を積極的に登用する会社」
【09】「オランダモデル」
【10】「3つの視点」
【11】「高齢化に対応した労働管理施策」
【12】「解雇の具体例」
【13】「機能別組織」
【14】「人的資本論」
【15】「アセスメント・ツール」
【16】「マズローの欲求5段階説」
【17】「自己研鑽」
【18】「来談者中心療法」
【19】「インテーク面接」
【20】「ストレッサー」
【21】「売れる履歴書・職務経歴書」
【22】「マイクロカウンセリング技法」
【23】「正しいクライアントの理解」
【24】「クライアントの問題」
【25】「クライアントのキャリア特性」
【26】「クライアントの心理」
【27】「キャリアの転換」
【28】「クライアントの問題の所在」

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