2005年8月12日(金) <第1224号> 「手紙を書こうよ」(第10回) − 文書によるコミュニケーションは人格を高める − ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【10】見積り依頼に対し一部のみ見積ることを伝える - ……………………………………………………………………………………… 応じる範囲を伝えて暗黙のうちに残りの部分を断ります。 まずはサブジェクト・ラインで標記して事務能率向上を計ります。 次に見積り依頼を受け取ったことを知らせます。 そして見積書を作成する部分を示して応じる範囲を伝えます。 さらに今後の見通しに触れてやる気を示します。 最後は礼で結びます。 <本文> 彩国王宮建築計画の件 (1G2建築木造部) 3月2日付けの見積り依頼、確かに受け取りました。 オプト[弊社]は仕様書の木工細工と木製建具の部分に指定されておりますが、 現在第30パッケージのVIP用迎賓館についてのみ、見積りを作成しています。 この件に関して、弊社における進展状況を今後もお知らせして参ります。 弊社へのお問合わせありがとうございました。。 <私見・所見> 先方の依頼に対し「全部は引き受けない」と断るのではなく、興味のある部分、 やりたい部分を前向きな気持ちで伝えて、暗黙のうちに残りを断っている手紙です。 否定的な印象を与えずに、やる気があることを示すうまい方法でもあります。 <バックナンバー> 【01】「出張先でお世話になったことに対する礼」 【02】「ビジネス提携に向けた最初の会議のあと、もう一押しする」 【03】「本社から代理店に専門家の派遣を伝える」 【04】「転任の挨拶」 【05】「友人を紹介する」 【06】「就職活動のための一般的な推薦状」 【07】「提案中の企画に関連のある新聞記事を送る」 【08】「乗り気なので話を進めたい」 【09】「製品について詳しい情報を求める」
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