2005年7月28日(木) <第1209号>
「手紙を書こうよ」(第4回)
− 文書によるコミュニケーションは人格を高める −
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- 【04】転任の挨拶 -
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転任しても付き合いを残すようにしておきましょう。
まずは出向を知らせ、後任者を伝えましょう。
次に在職中の思い出を振り返り、厚情への感謝を伝えましょう。
その上で後任を推薦しよろしく頼みましょう。
最後は今後に付き合いをつないで結びましょう。
<本文>
本日付けで埼玉電機社よりGMPマーケティング社に出向し、役員として新しい任務に就くことに
なりましたことをここに御通知申し上げます。後任として大前英雄が広報部長になります。
この6年間、広報部で働けたことは大いなる喜びでありましたと同時に、よい経験にもなりました。
皆様と御一緒にとても楽しく仕事をさせていただき、その御厚情に対しこの機会にお礼の言葉を
述べさせていただく次第です。
後任の大前は以前広告部長をしており、広報関係には豊かな経験を持っております。新しい任務に就き、柔軟な考え方で対応していくことでしょう。在職中私に対して皆様より、御支援御協力を惜しまず親切にしていただきましたが、同じように大前も引き立てていただければ幸いです。
またお会いできることを願いながら、それまで皆様の一層の御活躍をお祈り申し上げます。
<私見・所見>
広報部の部長が出向することになり、本人から取引先に宛てた手紙です。
厚情に対する礼を伝え、後任をよろしく頼むと同時に、自分が会社を移った後も付き合いを
つなぐような内容になっています。
在職中の仕事は自分の経験になり、楽しく働けたという感じのよい手紙です。
<バックナンバー>
【01】「出張先でお世話になったことに対する礼」
【02】「ビジネス提携に向けた最初の会議のあと、もう一押しする」
【03】「本社から代理店に専門家の派遣を伝える」
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