2005年7月11日(月) <第1192号> 「沈黙は金なり」(『聴く』)(第32回) − 相手の話をじっくり聴くとコミュニケーションが円滑になる − 【32】相手中心に聞く 聞き方の極意は相手中心なのです。したくない話ほど前置きが長いのです。 聞き手がじれてくると、話し手はますます話せなくなります。 重い話は重い雰囲気があります。 軽い話は軽い雰囲気があり、前置きには前置きの話の雰囲気があります。 聞き手はその雰囲気に合わせて話を聞きます。 「そうですね」と答えたあと、「そうですね」と受けます。 もし話し手が前置きの長い話をしだしたら、 あなた自身が話しにくかった体験を思い出してください。 そのとき、聞き手のどのような態度があなたの心を開かせたかを考え、 それと同じような態度をとると、その時点で長かった前置きが終わります。 話し手自らが自分の無意識の心に触れるように、話し手の話を聞いてあげることが大切です。 「したくない話ほど前置きが長い」ものです。前置きを十分にさせてあげてください。 <バックナンバー> 【01】「沈黙で売る」 【02】「素直に聞く」 【03】「話し上手は聞き上手」 【04】「真剣に聞く」 【05】「相づちを打つ(その1) 【06】「相づちを打つ(その2) 【07】「相づちにも種類がある」 【08】「くり返す(相づちの高等技術)」 【09】「相づちはタイミング(上手に聞く)」 【10】「聞いた話は忘れる」 【11】「ぐちを聞く」 【12】「ぐちを聞くには極意がある」 【13】「自分のことは話さない」 【14】「相手の心を映す鏡になる」 【15】「他人のことはできない」 【16】「聞かれたことしか話さない」 【17】「答えられない質問には答えない」 【18】「じっくり相手の話を聞く」 【19】「相手の話に興味をもつ」 【20】「素直に聞く」 【21】「上下関係なしに聞く」 【22】「少しだけでも聞く」 【23】「誠実で寡黙であること」 【24】「嘘はつかない、飾らない(オープンということ)」 【25】「相手の話は相手のこと」 【26】「積極的に聞く」 【27】「相手が感じているように聞く」 【28】「話し手のリズムに乗るように聞く」 【29】「言い訳はしない」 【30】「相手の感情を受け止める」 【31】「話には小道具がいる」
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