2005年5月22日(日) <第1142号>
「いまも日本人は」(第7回)
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┃【07】いまも「日本株式会社」がある ■■■■■■■■■■
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日本というのは小さな国で、これは会社だったのです。
国家というより会社みたいな国だったのです。
資本金がわずかな会社で、カネのない貧乏会社でした。
貧乏所帯というものは一所懸命働かなければ仕方がなかったのです。
そう言ったら、私の横にいた居酒屋のおかみさんが
「いや、私らだって貧乏なんですよ」
「貧乏だからこうやって昼はランチ、夜はお酒を出して働いています」
「もしお金があったら寝転んで暮らしていますよ」
(キャノン社長 御手洗 富士夫さん)
「人を裏切らない道徳心、憐憫の情、均質な労働力。日本人は絶対に素晴らしい。
だけど、その力が結集されていない」
(エッセイスト 大前乃英雄)
<バックナンバー>
【01】「いまもやさしさがある」
【02】「いまも良心を持っている」
【03】「いまも家族全員が集まる」
【04】「いまも家族の絆がある」
【05】「いまも報われている」
【06】「いまも夢を持っている」
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