2005年5月18日(水) <第1138号> 「沈黙は金なり」(『聴く』)(第14回) − 相手の話をじっくり聴くとコミュニケーションが円滑になる − 【14】相手の心を映す鏡になる <親しさが生む、歪んだ人間関係> もし聞き手のほうに相手を支配しようとする欲があったりすると、危険なことが生じてきます。 人間は自分の考えに共鳴してくれる人が好きです。自分の信奉者をもちたいと思います。 もしかしたら、あなたはリスリング中毒になっていませんか。 聞き手は相手の心を映す鏡になります。けっして相手の心に侵襲し、自分の個人的影響を与えてはいけないのです。 <本音が伝わる人間関係> 本音を聞き出す源泉は旺盛な好奇心。相手への興味を失わないことです。 話を上手く進めるには「相手への固定観念を持たない」ことと、「聞き役に徹する」ことです。 よき聞き役に徹しているのがお年寄りです。また相手を思いやる謙虚な姿勢が長寿につながっているのです。 <バックナンバー> 【01】「沈黙で売る」 【02】「素直に聞く」 【03】「話し上手は聞き上手」 【04】「真剣に聞く」 【05】「相づちを打つ(その1) 【06】「相づちを打つ(その2) 【07】「相づちにも種類がある」 【08】「くり返す(相づちの高等技術)」 【09】「相づちはタイミング(上手に聞く)」 【10】「聞いた話は忘れる」 【11】「ぐちを聞く」 【12】「ぐちを聞くには極意がある」 【13】「自分のことは話さない」
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