2005年2月8日（火） <第1039号>

＜バックナンバー＞
○　目からウロコ
【01】"どうしようもないお役人"
【02】"顔に不自由している人"

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「あっ、そうか!」(第3回)

　　　　　　 −　目からウロコが落ちる、人間模様(人のタイプや人間の関係)を知る　−

あなたの身の回りにこんな人はいませんか。

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┃【03】相手の立場から物事が見える人　　　　　　■■■■■■■■■■
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成功に秘訣というものがあるとすれば、それは相手の立場を理解し、自分の立場と同時に、相手の立場からも物事を見ることのできる能力です。

相手の立場に身を置き、その心の中に欲求を起こさせるということは、当事者双方が利益を得なければ嘘事になります。

たとえば、よく意見の不一致から口論が生じることがあります。そんなときは、まずは相手のことばに耳を傾けます。相手に意見を述べさせ、最後までこちらは相手の話を聞きます。

次に意見が一致する点を探します。相手の主張を聞き終わったら、直ぐに賛成できる点を取り上げます。

そう言えば、必死にものを売り込んでいるときは、相手の言うことに耳を傾けていません。そんなとき、相手が反対意見を述べたとき、腹を立ててはいけないのです。

「おっしゃるとおりです。」
と相手の意見に耳を傾け、同意するとその商談に成功することもありました。

あっ、そうか、セールスとはものを売るのではなく、顧客との人間関係を築き、育てていくのだ！

そう考えれば、二人の人間がいて、いつも意見が一致するなら、そのうちの一人はいなくてもいいのです。

(エッセイスト　大前乃英雄)

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