2004年8月24日(火) <第993号>
■■■■■■■■小倉橋■■■■■■■■
<バックナンバー>
【01】上手な夫婦げんか(わずかなEQ)
【02】上手に部下を批判する秘訣
【03】感情に関するコンピテンシーの採用
【04】キャリアで成功した科学者
【05】最初の30秒間
【06】マシュマロを食べなかった子どもたち
【07】マネジーメントされた心
【08】モチベーションの関連するコンピテンシー
【09】コミットメント(献身意欲)の真髄
【10】率先行動を発揮する人たち
【11】楽観主義者
【12】共感性を生む人たち
【13】傾聴の技術(至芸の技)
【14】フィードバックの至芸(フィードバックを提供する技能)
【15】顧客が経験する「会社」
【16】陽気なバスの運転手
【17】豊かな個人的ネットワークを築いている人たち
【18】すぐれたコミュニケーター
【19】冷静を保つ人たち
【20】対人関係の魔術師
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【21】卓越した業績達成者たち
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>>★卓越した業績達成者はチーム能力を持っている★<<
チームの効果性にはたくさんの要件が影響を及ぼしています。
もっとも強い影響を及ぼした単独の要件は、人間的側面です。
メンバーがお互いにどのように交流し、またチームに関係している人たちと
どのように交流しているかという側面です。
卓越した業績達成者は、
次のような社会的協調に必要とされるコンピテンシーを持っています。
・連帯を築く
支援的な関係を生み出します。
・協調と協力
共通のゴールに向かってほかの人たちと協調的に仕事を進めます。
・チーム能力
グループのゴールに向けて仕事を進め、相乗効果を生みます。
>>★職務の卓越した人には個人を結びつける才能がある★<<
「企業対企業の関係は双方の人と人との連携にほかならない。
したがって、対人間関係上の相性がもっとも重要となる。」
ビジネスの世界では人間関係がすべての鍵を握っています。
各分野で卓越した業績達成者はネットワークを築き、
保持することが成功の鍵を握っている事実をよく知っています。
人々の結合をさらに強固なものにするのは、地理的な近さよりも、
心理的な親近感なのです。私たちが仲良く信頼しながら、負担を感じずに
つき合うことができる人たちが、ネットワークに強力なメンバーとして参画してきます。
ネットワークに属する各人は、
たった1本の電話、1通の電子メールでも、
即座に入手可能な知識や専門能力の情報源の役割を果たしてくれます。
ネットワークを上手に活用している人にとっては、
もっと広い、一般的な情報源を使って答えを見つけようとしている人に比べて、
きわめて大きな時間の節約が可能になります。
<仕事上の関係にEQを持ち込むと>
>>★上司は「事実」を理解する★<<
ビジネスの人間関係の側面がしだいに仕事の楽しさを奪い去っていくことがあります。
個人のレベルではお互いに好感を保っていたけれども、
それぞれがあまりにタスクを重視すると仕事上の関係が損なわれていきます。
部下は上司に、仕事を進めるグループ内の関係を壊してまで仕事の完遂を目指すことは
問題である、という事実を理解してもらっていたいと願っています。
>>★相互に協力しあう方向に導くことができる★<<
人間関係の膠着状態(葛藤)では、自分は相手が自分の仕事をしっかりこなすことに
不信を覚えているので、相手は自分が仕事を完遂するように圧力をかけ続け、
自分を萎縮させ最悪の事態を予測させます。
この望ましい解決方法は、自分のほうが相手との人間関係がどこかで軌道をはずれて
しまったことをしっかり認識することです。
それはチームのほかのメンバーとは効果的な関係が築かれているに、
どうしてその人との関係がそれほどぎぐしゃくしたものになったか自問自答した結果です。
EQが組織に導入される必要があるとすれば、
それは上司と部下の「縦の結婚」というきわめて基本的な部分に対してです。
仕事上の関係にEQを持ち込むことを通じて、
その関係を進化させ続け、創造的で、相互に協力しあう方向に導くことができます。
<自己紹介をすると>
>>★ラポールを築くことができる★<<
「成功のための簡単な5つの秘密」
・ラポール(相互信頼関係)する
・共感性する
・説得する
・協力する
・コンセンサスを築く
あなたはあなたの知らないだれかとラポールを築くとしたらどうしたらよいですか。
・自己紹介をする
・自分がじゃべっている間相手の顔を見る
・相手について尋ねる質問をする
・握手する
・自分自身についても相手に語る
・注意深く耳を傾ける
では、自分がよく知らない人を選んで、3分間以内のその人とラポールを築いてみてください。
●「問い合せをする・質問がある」方はこちらから●
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