2004年6月25日(金) <第933号>
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【最適設計】
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<人は好かれる>
【04】聞き手にまわる(原則4)
<デパートの経営者>
高い賃貸料を払い、商品を上手に仕入れ、ウィンドーは人目を引くように飾り立て、宣伝広告に多額の経費を使いながら、肝心の店員は、良き聞き手としてのセンスに欠けた者を雇うデパート経営者がいます。
客の話の腰を折り、客のことばに逆らって怒らせるなど客を追い出すにひとしいことをする店員を平気で雇っています。
○ "自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされる"
商談には特に秘訣などありません。ただ、あるのは相手の話に耳を傾けることだけです。
○ "相手の言い分を終始相手の身になって聞く"
人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑される人は、次の傾向が見られます。
● 相手の話を決して長くは聞かない
● 終始自分のことだけをしゃべる
● 相手が話している間に何か意見があると、直ぐに相手の話を遮る
● 相手の話の途中で遠慮無く口をはさむ
話し上手になりたいのであれば、聞き上手になることです。そして、相手に興味を持たせるためには、まず、自分が相手に興味を持ちます。
たとえば、相手が喜んで答えるような質問をします。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕向けるのです。
「自分のことだけしか考えない人間は教養のない人間である。
たとえ、どれほど教育を受けても、教養が身につかない人間である」
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<バックナンバー>
【01】すべてを知り、すべてを許す
【02】他人の長所を伸ばすには、ほめる、励ます
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【03】自分のことを考えるのをやめ、他人の長所を考えてみる
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<人を動かす原則3>
自分の長所、欲求を忘れて、他人の長所を考えよう。
そうすれば、お世辞などは全く無用になります。相手はそれを心の奥深くしまいこんで、終生忘れないでしょう。もし、与えた本人が忘れても、受けた相手はいつまでも忘れないで慈しむのです。
お世辞とは「相手の自己評価にぴったり合うことをいってやること」です。
お世辞は分別のある人には、先ずは通用しません。結局のところ、お世辞というものは、利益よりはむしろ害をもたらすものです。
お世辞は偽物です。それはお世辞は口から出ますが、感嘆のことばは心からでるものです。
人間は何か問題があってそれに心を奪われているとき以外は、大抵、自分のことばかり考えています。そこで、しばらく自分のことを考えるのをやめ、他人の長所を考えてみることにしてはどうでしょうか。他人の長所がわかれば、見え透いた安っぽいお世辞などは使わなくてもすむようになります。
深い思いやりから出る感謝のことば(『ありがとう』)を振りまきながら日々を過ごすことが、友を作り、人を動かす妙諦です。
どんな人間でも、何かの点で、自分よりも優れている、学ぶべきものを持っています。
我以外皆我師
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