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DRIVEN NEWS BACKNUMBER

2004年6月1日(火) <第909号>

                ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
                          【最適設計】
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<復活!乱視点>
【14】心を動かされた
○ 歌(の歌詞)
「目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず人の心を見つめつづける」

 歌いたいコトバ、それは「時代おくれ」の歌詞にある「目立たぬようにはしゃがぬように似合わぬ
ことは無理をせず人の心を見つめつづける」です。
 
 9年前に父を肺癌で亡くしました。急ぎ帰省しましたが、死に目に合えず法要が済むまでは涙に暮れていました。何か遺言らしきことばはないか考えていたとき、河島英五さんが歌うこの歌詞が思い浮かびました。

 生き方が不器用で、酒を飲むと母や子どもに愚痴を言っていた父でしたが、長らく地域社会で
貢献をしてきたことで、地元では父の評判が良かったのを覚えています。

 しばらくして、その理由が、いつも人の心の有り様に気を使っていた("人の心を見つめつづけていた")父の生き方を回りの人たちが認めていたことに気づきました。

 私自身が50歳近くになって、ようやく人の心の痛みが分かるようになった今、このフレーズは
父の遺言として私の心に刻まれています。

○ コトバ
「あなたや子どもたち、家族がいるから頑張れるのです。」

 3年前に手術で女性として大切な身体の一部を失い、一時は死も覚悟した妻が、事業が上手くいかず弱気になっていた私に言ったことばです。

 自分一人の身であれば、"もういいか"と再発と戦うことを諦めてしまうが、自分や家族(私と3人の子どもたち)が幸せになるために、疲れた心身を奮い立たせている彼女から、いつも家族は
難題(病気や経営難)と向かい合う勇気をもらっています。
 
<バックナンバー>
【01】〜【29】
【30】節税としての個人型DC
【31】サービス残業
【32】事前指定書
【33】解雇に関する法改正
【34】有期労働契約に関する改正
【35】社会保険加入は調査後からという採決
【36】65歳まで雇用義務づけ
【37】暗黙知と形式知
【38】労災保険料を安くする
【39】年金に関する2つの誤解
【40】非正社員と正社員
【41】会計検査院の実地検査
【42】役員の社会保険料を節約する
【43】業務時間中の私用
【44】苦しいときの労働保険料
【45】離婚時の年金分割
【46】平成16年年金改正
【47】年次有給休暇の継続性
【48】保険料納付の政府広報
【49】社員15年寿命説

                         ■労働・経営■
 毎週火曜日は、社員や経営者の身の回りで起きている労働や経営の問題全般について社会保険労務士としてご活躍、また埼玉経営労務研究所代表でもある井上 充さんにコラムをお書きいただいています。
┗≫●掲載した内容についてご関心がある方は--->>>メールでこちらまでお問い合せ下さい。
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                        - 【50】偽装請負 -
     ……………………………………………………………………………………… 
 改正労働者派遣法が、3月1日施行されました。改正派遣法のポイントは4つです。

● 26専門業務の派遣期間上限廃止
● 26専門業務以外の派遣期間の上限を原則1年から3年に延長
● 紹介予定派遣の派遣先による事前面接解禁
● 医師・看護師などの派遣も紹介予定派遣の仕組みを使うことにより解禁

 物の製造の業務について、労働者派遣事業を行うことができるようになりました。派遣期間の
上限は、改正法の施行の日から起算して3年を経過する日までの間は1年とされています。

 物の製造の業務等への労働者派遣事業の拡大に当たっては、請負等を偽装した労働者派遣事業に対し、その解消に向け労働派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準等を周知徹底すること、また、請負に係る労働者の保護のため、請負により行われる事業に対し、労働基準法等労働諸法令が遵守される取組みを強力に進めることといった国会の附帯決議が
なされています。

 今回の物の製造の業務等への労働者派遣事業の拡大は、業務請負というかたちでの派遣が
浸透していた実態を追認するものです。しかし、従前の請負と派遣との区分基準「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準を定める告示」は維持されています。

 製造業務への派遣解禁後においても、区分基準に従った請負を継続するか、労働者派遣法に従って派遣するかの選択は変わりません。業務請負の形式で人材を派遣することは、偽装請負として違法なことには変わりありません。

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