2003年11月19日(水) <第714号>
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○働くことの新しい意味、それは常識を疑うこと
戦後の高度成長を支えた団塊の世代、バブル期に入社した中間層、そして次代を担う若手。
世代の殻に閉じこもらず、価値観をぶつけ合い、違いを乗り越えて連携している。
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- 【13】親もそれほど危機感を持っていない -
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さて、この職業意識を育てるには、小中学生のころから、家庭で「働くとはどういうことか」、「働くことで何が得られるのか」、これら命題の答えを親が働いて(背中ではなく)、言葉で長い時間をかけて伝えていくことがすべてではないかと感じています。
間違っても親は子に対して『今すぐ、無理に就職しなくてもいい』といった雰囲気は見せてはいけないのです。なぜなら、高校卒業後、進学も就職もしない「無業者」を親が経済負担するにはあまりにも厳しい親(中高年)世代の雇用環境が続いているからです。
ここ数年、フリーターという雇用形態が生まれたように働くことに対する考え方が若者の間でかなり曖昧になっていること、いまの若者は娯楽や遊びが主であり、働くことが従になっていることなど気になることは多いですが、私が危惧するのは親もそれほど危機感を持っていないことであり、そのことが若者の職業意識の欠如を助長している主要因のひとつです。
社会人としては、あくまでも労働する(働く)ことが主であって、その対価として他のものが求められることをしっかりと子どもや若者たちに伝えられるのは大人、特に父親しかいないのです。引き続き、父親を取り巻く雇用環境は厳しい状況ですが、いまこのときが失われたコミュニケーションギャップを少しでも埋められる、そして父権復活の絶好のチャンスではないでしょうか。
●<バックナンバー>
【01】はじめに
【02】新規高卒者
【03】父親
【04】デュアルシステム(ドイツ)
【05】ニューディール政策(英国)
【06】就職支援員(日本)
【07】ニュー専門高校
【08】「今どきの子ども」
【09】「今どきの子ども」(続き)
【10】「親が働いて、言葉で子どもに伝えていく」
【11】「親が働いて、言葉で子どもに伝えていく」(その2)
【12】「親が働いて、言葉で子どもに伝えていく」(その3)
●「講話」(高校生向け)
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