2003年10月27日(月) <第691号>
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- 【2】会社は誰のものか -
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○言葉を変えれば、会社の経営は誰の利益を最優先させるべきか。
日本企業の多くの経営者は今まで株主をあまりにも重視して来なかったのではないか。
私は会社は株主のものだと思います。
では経営者が株主の利益を最大限上げることだけを考えて経営をしていてもよいかというとそれはまずい。例えば、企業は環境問題など企業の社会的責任上支払うべきコストはきちんと支払う、そのうえで株主の利益の最大化を図ることを忘れてはいけないと思います。
○株主総会はチェック機関として機能しているか。
株式会社は所有と経営の分離が原則ですが、経営陣に企業経営の権限が集中するのは当然としても、集中した権限を株主がチェックするシステムや制度、その運営をどう実効性のあるものとするかが大切です。
本来、株主総会もチェック機関として果たすべきなのに有効に機能していないと思います。
○経営者と株主は議論しているか。
インサイダー取引の規制が強化されてから株主と経営者は疎遠になり気味です。以前のように経営者と主要株主が積極的に議論すること、インサイダー取引規制に触れるような情報を入手した株主は売買を控えるといった工夫、特に大株主への情報提供の仕方を再検討することが必要だと思います。
○地域ごとに株主を集めて懇談会を開くことができないか。
経営陣と株主のコミュニケーションの場が株主総会と考えると、各社が開催日を分散させたとしても全国にいる株主の数%しか株主総会には出席ができません。地域ごとに株主を集めて懇談会を開くことができないかと考えます。
また日本の製造業では株主に占める外人比率が上昇しているので、定期的に欧米・東南アジア、あるいは国内で機関投資家を集めて説明会を行うなど、株主と経営者の意思疎通がよく行われることを望みます。
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