2002年12月5日(木) <第365号> ┏━┓ スペシャルレポート(特集) 第一弾 ┃■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗━┛ 「熱設計」-- 放熱・排熱の傾向と対策 -- 〜 ゴールはファン無し製品 〜 < http://www.a1s.co.jp/thermal/SERVICE.htm > 第1回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1003_302.html > 第2回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1010_309.html > 第3回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1017_316.html > 第4回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1024_323.html > 第5回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1031_330.html > 第6回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1107_337.html > 第7回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1114_344.html > 第8回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1121_351.html > 第9回:< http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/1128_358.html > ■技術開発事例のご紹介■ 【株式会社神戸製鋼所】 - 逆転の発想 - ○放熱性表面処理鋼板「コーベホーネツ」 < http://www.kobelco.co.jp/column/topics-j/messages/144.html > 電子機器や家電の中にこもった熱をいかに外に逃がすか。この命題に答える素材はこれまで熱伝導に優れた銅やアルミニウムでした。そこで鉄に放熱性を求める発想はなかったのです。 温度上昇を抑えるには (1)ファンを付け強制的に冷却する (2)放熱板などとしてアルミ材を使う (3)装置自体に穴を開ける方法が取られています。 しかし、ファンを付けるには設置スペースや駆動エネルギーの確保が必要です。しかもアルミは高価です。ファンや放熱板など部品点数が増えると装置全体の加工費がかさみます。穴を開けると水分、ほこり、電磁波などに対する気密性が保てません。従って、熱で苦労しているユーザは沢山います。 尚、電子部品は、セ氏60-70度になると製品寿命が短くなったり性能を損なったりする恐れがあるそうです。 - アルミ板、放熱性20倍 - ○放熱性アルミ板「コーベホーネツ・アルミ」 < http://www.kobelco.co.jp/column/topics-j/messages/198.html > 2002年1月に放熱性が高い表面処理鋼板「コーベホーネツ」を発売しました。しかしノートパソコンや自動車の電子制御装置などの部品向けには鉄よりも軽いアルミのニーズが高いと判断したそうです。 板表面に独自開発した特殊な化学皮膜を付けることで放射性を約20倍高めました。なんと表面処理をしない通常のアルミ板は放射率(放熱性を表す指標。加えられた熱をすべて放出する場合を1とします)が0.04なのにに対し、「コーベホーネツ・アルミ」板は0.86。神戸製鋼所は機器内の温度上昇率を5度程度抑えられと言っています。 …≫次週木曜日(2002年12月12日)は、熱設計をしているユーザをご紹介します。 ━━━━━━━━ 『関連情報サイト』 ━━━━━━━━ 凵u神戸製鋼所」 < http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/0521_183.html > < http://www.optworks.co.jp/news_log/2002/0723_231.html > 凵u逆転の発想」 < http://www.kishimotokk.co.jp/tayichubijinesu.htm >
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