2002年8月30日(金) <第268号> ■eエンジニアリングニュース ○シチズン精機は、生産から販売までのモノの流れを一元管理するサプライチェーン・マネジメント(SCM)を導入します。(2002年8月30日)< http://www.baan.co.jp/news/20010820.html > ※アバウト シチズン精機(株)< http://www.citizen-cpm.co.jp/ > ○川崎重工業は、2002年8月28日、アルミ合金の厚板を溶接せずに摩擦攪拌で接合する技術を確立したと発表しました。(2002年8月30日) ※アバウト 川崎重工業(株)< http://www.khi.co.jp/ > ■乱視点 ○SCM < http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/iseries/seminar/scm/scm01.html > シチズン精機は、SCMの導入で受注してから納品までのリードタイムを、従来の4ヶ月から1ヶ月に短縮し、在庫ゼロの生産体制を目標にしています。 ※シチズン精機は、シチズン時計の工作機械事業子会社です。親会社のシチズンは、時計や光通信機器など情報技術(IT)機器に組み込む精密部品加工に適した自動旋盤で約4割の世界シェアを持つ最大手企業です。 ○摩擦攪拌接合法(Friction Stir Welding) < http://lib1.nippon-foundation.or.jp/1999/0133/contents/029.htm > 高速船や船積みLNGタンク用のアルミ合板はセ氏約600度に熱して溶接しています。この場合、表面に気泡やひずみが生じやすいという問題があります。 川崎重工業の摩擦攪拌で接合する技術は、溶接不要でひずみが少ないといわれています。 ○音響設計 < http://www.jvc-victor.co.jp/pro/sound/simulation/sim.htm > 「ボン、ボン」は、車のドアが閉まる音です(「ボフ」、「バン」とは響きが微妙に違います)。ドアを閉めた時の音は、その車のイメージを決める大事な要素なのです。 「ユーザの半分以上は、ドア閉め音を購入する際の基準の一つにしています」(日産自動車) 「よいドアの音とは振動が均一に伝わる音です」(マツダ) 「カシャ」は、写真のシャッター音ですが、実はシャッター音が出ないはずのデジタルカメラの多くに、「カシャ」という擬似的な機械音が付けられています。 「『カシャ』がないと、写真を撮った実感がわかない。工業製品も感性に訴える部分がなければ売れなくなっています」(キャノン) ※効果音 ・バン!/ドアを勢いよく開ける音 ・カチャ/ドアを普通に開ける音 ・カッチャン/ドアを静かに開ける音 ・コンコン…/ドアをノックする音 ・バタム!/車のドアが閉まる音 ・バタン/ドアを閉めた音 ■ピックアップリンク ○「水中摩擦攪拌接合技術」 < http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9910/1012.html > ○「自動車車室内音の可視化」 < http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/software/ds/matlabdata_1.htm > ○「公理的設計法」って何 < http://www003.upp.so-net.ne.jp/igata/axiomatic_j.html >
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