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2002年7月8日(月) <第218号>

■eエンジニアリングニュース
○三菱重工業は、主要部品であるタービンホイールの素材に独自組成したチタンアルミ合金を使い、耐熱性を高めた高性能のガソリンエンジン用ターボチャージ(過給機)を開発しました。(2002年7月3日)
※アバウト 三菱重工業・原動機事業本部< http://www.mhi.co.jp/power/index_n.htm >
○日本ギア工業と神奈川県産業技術総合研究所と東京工業大学大学院(広瀬茂男教授)は、共同で災害救助用のジャッキを開発しました。(2002年7月3日)
< http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kagaku/sangakuko/4team.htm >
※アバウト 日本ギア工業< http://www.nippon-gear.co.jp/ >
○鳥取県は、初めて公募した技術開発プロジェクトリーダーに、NTTソフトウェアの部長の採用を決めました。鳥取県は、4月から新規事業の開発リーダーとテーマを募集。応募資格を博士号取得者か同等の能力とし、年俸は月給と研究成果奨励金合計で最高1400万円以上と県部長級を上回る待遇を用意していました。(2002年7月3日)
※アバウト 鳥取県< http://www.pref.tottori.jp/ >

■乱視点
○ターボチャージ(過給機)
< http://www.turbo.co.jp/jp/company/turbocharger.html >
エンジンは、空気を吸い込み、空気に燃料を混ぜて圧縮し爆発させ、それを動力にします。エンジンの出力を上げるためには、エンジンに送る燃料を増やすのですが、燃料をいくら送り込んでも、空気(酸素)が無ければ爆発はおきません。エンジンが自力で吸い込むことの出来る空気(自然吸気)の量も限られているし、エンジン内で爆発させられる燃料の量も限度があり、エンジンの出力も限度があります。

燃料は、タンクに燃料がある限り、大量にエンジンに送り込むことは可能ですが、空気を大量にエンジンに詰め込むのは簡単ではありません。そこで開発されたのが、ターボチャージです。ターボチャージは、エンジンから排出される排気ガスの排出される勢いを動力にしてタービンを回し、そのタービンの動力でエアコンプレッサーを回して、より多くの空気をエンジンに詰め込む過給機です。

ターボチャージには弱点があります。タービンが常に高温の排気ガスにさらされているため、ターボチャージ自体を冷却する必要があること。排気ガスを利用して吸気量を増やすことで、エンジンの出力を上げているため、アクセルを踏んでから、ターボチャージによってエンジンの出力があがるまで、若干のタイムラグがあることです。

冷却の問題は、エンジンオイルを利用して冷却を行っています。しかし、タービンが高温になっている状態で、エンジンを切った場合、エンジンオイルの循環が停止するため冷却が十分に行われず、タービンが焼きつく恐れがあります。タイムラグについては、ターボチャージ自体を軽量化したり、比較的小さなターボチャージを2個搭載するなど、車メーカーは工夫を凝らしています。

三菱重工業は、従来のニッケル合金に比べて比重がほぼ半分であるチタンアルミ合金に注目。タービンホイールを軽量化でき、過給機のレスポンス性能を高めようとしています。

○ホテルのネット予約
インターネットを使ったホテルの宿泊予約が急速に普及しています。ホテルにとって、ネット予約の利点は何か。ホテル側は「料金を柔軟に変更できる点だ。ネット販売する客室は半月から1ヶ月前に料金を決める。平日は一泊食事無しで18000が標準。正規料金より4割安い。さらに予約状況に応じ、17500-19500円の間で調整する。予約サイトを使い当日午後なら1泊14500円という特価で販売することがある」といっています。

割引販売が広がれば、収益を圧迫しないかについては「ホテル業界は旅行会社に集客を依頼しているが、手数料は宿泊料の10%前後が一般的。宿泊予約サイトにも手数料を支払うが、もっと低い水準だ。手数料を割引で顧客に還元しても、稼働率が高まれば収益を十分確保できる」とのことです。(ヒルトン東京)

■ピックアップリンク
○あなたの防災対策(高所脱出編)をチェックできます。
< http://www1.ocn.ne.jp/~kennedy/test/scene1.html >
○韓国の社会・韓国人のライフスタイルがわかります。
< http://www.kbn-japan.com/index.htm >
○ツールホルダ(工具保持具)の説明があります。
< http://www.mst-corp.co.jp/guideline.html >

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